ヨーロッパで一番の高さを誇る、マルモレの滝

素晴らしい景観を見せてくれる自然の滝は、世界各地にたくさんあります。美しさでは引けはとらずとも、それらとは少し事情の異なる滝がイタリア北部にあります。マルモレの滝です。実はこの滝は、自然ではなく人工的に作られたものだったのです。滝の落下距離はヨーロッパ随一を誇り、迫力満点。緑が茂る山の大自然の中を大きな轟音をたてて落ちていく滝の姿は、見る者を魅了してやみません。これがも古の昔に、人工的に作られたかと思うと驚きを隠せません。

マルモレの滝はどうして世界遺産にならないの? マルモレの滝はどうして世界遺産にならないの?

ローマ人が作った人工の滝だった!!

マルモレの滝が灌漑工事でローマ人によって作られたのが、紀元前3世紀。ローマ人らの建設工事の技術や能力がいかにあったのか、と感心させられます。そして現在、この滝は当初とは役目が変わり、水力発電に利用されています。決められて時間に開門され、大量の水が流れる仕組みになっています。その時間に合わせて訪問すると、水しぶきがかかるくらいの大瀑布が見られるのでお勧めです。世界三大瀑布の一つ、ナイアガラの滝ですら世界遺産に登録されていないので仕方ないですが、個人的には世界遺産に選出して保護したい景観です。

滝を眺めるなら、このスポットがお勧め

開門時にはサイレンが鳴り、それが滝に大量の水が流れてくる合図になります。滝の水は三段階に落下していきます。眺望スポットは主に2ヵ所あり、豪快な音とともに滝を間近で見られるのは一番上の見晴台から。滝の大迫力を体感するなら、滝の下にある公園からの眺めが一番です。滝の傍に舗装された遊歩道を歩いて行くと、下の広場へ行くことができます。途中、瀑布の水しぶきとマイナスイオンを体に浴びながら降りて行きましょう。自然の緑の森の中に溶け込んだ、勢いのある水が白にも水色にも見えて、色彩的にも大変きれいです。

立ち寄りスポットは、世界中からカップルが集まる街

マルモレ滝へ行くにはローマから最寄りの町テルニへ向かいましょう。そこからバスで滝の近くまで行くことができます。また、テルニの町にはもう一つ世界中から人を集めているスポットがあります。それは聖バレンタイン教会。2月14日のバレンタイン・デーの起源となった、愛の守護聖人バレンタインが眠る教会です。祝福を受けるために世界中から恋人たちが集まり、結婚式にも人気です。美しい絶景の滝を見に行くついでに、こちらの美しい愛のスポットにも立ち寄ってみてはいかがですか。