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海外現地発ガイド通信

ユベントス、トリノFCの本拠地、イタリアサッカーを語るうえで絶対に外せない町・トリノ


掲載日:2007/11/16 テーマ:サッカー観戦 行き先: イタリア / トリノ

タグ: サッカー スタジアム


セリエAに復帰し、インテルらと優勝争いを繰り広げるユーべ

カルロ・フェリーチェ広場にある「トリノ2006」のモニュメント カルロ・フェリーチェ広場にある「トリノ2006」のモニュメント

ミラノからスタートしたイタリアサッカーの旅。2番目の町として選んだのは、人口90万を誇るイタリア第4の都市・トリノ。ここにはイタリア屈指の強豪・ユベントスと、大黒将志の所属するトリノFCという2つのセリエAクラブがある。
ユーべは昨季、クラブ発足後初めてセリエBに落ちた。05−06シーズンはセリエAで優勝したのだが、後から八百長疑惑が置き、制裁を食らったのだ。それでもイタリア代表のデルピエロやカモラネージら主力が残留。元フランス代表主将だったデシャン監督が指揮を獲ったチームは苦戦を強いられながら1年でセリエAに戻ってきた。今季はパルマを率いていたラニエリ新監督が就任。一昨年までの圧倒的な勢いはまだ見られないが、インテル、フィオレンティーナ、ローマと激しい首位争いを繰り広げている。紆余曲折があっても、やはり名門は名門なのだ。

大黒のいるトリノは中位キープが精一杯

ユベントスとFCトリノの現在のホームスタジアム「スタディオ・オリンピコ」 ユベントスとFCトリノの現在のホームスタジアム「スタディオ・オリンピコ」

一方のトリノFCはユーべのような資金力を持たない中堅クラブ。つねにセリエAとBの間を行ったり来たりしている。今季はウルグアイ代表FWレコバを補強するなど陣容は向上したが、順位は相変わらず10位前後をキープするのが精一杯だ。残念ながら大黒は全く出場機会を得られていないが、運がよければ、ピッチに立つ姿を見られるかもしれない。
イタリアサッカーを語るうえで絶対に外せない町・トリノ。ここへ行くにはミラノから列車を使うのが便利だ。ミラノ・チェントラーレ(中央)駅からトリノ・ポルタ・ヌオバ駅までは約2時間。乗り換えなしで行ける。日曜15時キックオフのゲームなら、ミラノから日帰り往復も可能なのだ。

現在のホームはトリノ五輪開会式の行われたスタディオ・オリンピコ

2年前までのホーム「デッレ・アルピ」より見やすい 2年前までのホーム「デッレ・アルピ」より見やすい

そのトリノだがフィアットの企業城下町として発展してきた。が、我々日本人には「2006年冬季五輪開催地」としての方がピンとくる。女子フィギュアスケート・荒川静香の金メダル獲得は今も印象深い出来事だからだ。そんな五輪の残像を感じたければ、ポルタ・ヌオバ駅前のカルロ・フェリーチェ広場へ行けばいい。「TORINO 2006」と描かれたモニュメントを見れば、1年半前の興奮がよみがえってくるだろう。
 しばしトリノ気分を満喫したら、本題のサッカー観戦に入る。ユーべとFCトリノの本拠地は一昨年までスタディオ・デッレ・アルピ(約7万人収容)だった。こちらはポルタ・ヌオバから徒歩で1時間くらいかかり、試合終了後15分で帰りのトラムもなくなるという、信じられないほど不便な競技場だった。私もかつてトラムを逃し、来るか来ないか分からないバスを冬空の中、2時間も待ち続けた苦い思い出がある。しかし、06−07シーズンからは、トリノ五輪開会式会場であるスタディオ・オリンピコ(2万5000人収容)が新たなホームとなった。こちらは町中に近く、ポルタ・ヌオバからもトラム4番に乗って10〜15分程度の距離だ。収容規模が小さくなった分、臨場感が増し、雰囲気は格段によくなった。ユーべ同様、トリノFCもこちらに本拠地を移した。

つねに常勝軍団の重圧を背負うユーべ

トリノの玄関口「ポルタ・ヌオバ」駅 トリノの玄関口「ポルタ・ヌオバ」駅

常勝軍団のユーべがセリエBを戦うことなど後にも先にも1年だけだと考えた私は、ちょうど1年前の2006年12月、現地を訪れた。スタディオ・オリンピコはさそがし盛り上がっているだろうと思いきや、スタンドはガラガラ。クリスマス前ということもあったのか、客の入りは寂しかった。ユーべといえどもミラン戦やインテル戦などのビッグマッチ以外、スタジアムが満員になることはない。クラブにとっては頭の痛い現実だが、我々のような外国人の一元さんにはありがたいありがたい。いつでもスタジアムで当日券が買えるからこそ、観光気分で気軽に足を伸ばせるというものだ。
ユーべの対戦相手は最下位争いを演じていたアレッツォ。フィレンツェと同じトスカーナ州にある小さな町のクラブだ。セリエA王者に君臨するはずだったユーべなら楽勝だと思われたが、相手は予想外の健闘を見せた。イタリアの国内リーグはセリエA、B、C1、C2までがプロだが、上下の力がかなり拮抗している。特にユーべが相手となれば、どのチームも全身全霊を込めてぶつかっていく。だからこそユーべは苦戦を強いられるのだ。この時もホームでドローという不甲斐ない結果に終わり、サポーターからブーイングが飛んでいた。勝利を義務付けられる彼らは本当に大変だと同情したくなったくらいだ。

2月27日のダービーは特別な一戦に

今季は再びセリエAに参戦し、スタジアムの様子も変わっているだろう。観客も増え、熱気もヒートアップしているに違いない。FCトリノとのダービーも異種独特なムードに包まれるはず。トリノの外ばかり見ている世界有数のビッグクラブ・ユーべに嫌悪感を示す地元の人はこぞってトリノFCを支持する。両者のライバル意識は特別なのだ。今季は2月27日にダービーがある。この一戦を狙ってトリノへ行ってみるのも一案だ。

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2007/11/16)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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