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海外現地発ガイド通信

世界遺産登録のイタリアの王宮 〜ヴェナリーア王宮〜


掲載日:2018/03/24 テーマ:世界遺産 行き先: イタリア / トリノ

タグ: 一度は行きたい 宮殿 建築 素晴らしい


登録は北イタリアのトリノを中心に24の王宮群

18世紀前半完成の「ディアーナの回廊」 18世紀前半完成の「ディアーナの回廊」

イタリアで歴史的建造物を堪能しようと思ったら「教会」がキーワードですよね。他の欧州諸国にあるような「城」という発想は少ないかもしれません。ですが皆さん、実はイタリアにもあるんです! 北イタリアの“トリノ”という都市の名は御記憶にも新しいのではないでしょうか? そう2006年の冬期オリンピックの開催地ですね。そのトリノを中心に存在する建造物が『サヴォイア王家の王宮群』として1997年に世界遺産に登録されているんです。この右手の写真はその中のひとつ、トリノの中心地から15kmに位置する「ヴェナリーア王宮(La Venaria Reale)」の中でも最も美しいとされる「ディアーナの回廊(Galleria di Diana)」です。

壮大なヴェナリーア王宮

「ディアーナの回廊」から臨む、広大な回遊式庭園 「ディアーナの回廊」から臨む、広大な回遊式庭園

このヴェナリーア王宮は、これら24の建築物の中でもとても名高いお城。狩猟用の館として1660年に着工されたものです。そう居城ではなくてあくまでも別荘らしいのですが(笑)、この別荘の立地面積が80,000平方メートルもあるんですから! 東京ドームの敷地面積47,000平方メートルと比較してみるとその壮大さに驚きますよね。加えて80ヘクタールの庭付きですよ。いえイタリア式(回遊式)の大庭園ですね。ちなみに明治神宮は70ヘクタールです。そしてその庭園の奥には周囲を全長35kmの石塀で囲んだ6,000ヘクタールもの狩猟場を保有していたというのですから、サヴォイア家がどれほどのものかお分かりいただけるでしょう。現在このかつての狩猟場は、マンドリア自然公園として沢山の野生動物が生息しています。

王宮の歴史と最高傑作「ディアーナの回廊」とは

宮殿内にある聖ウンベルト礼拝堂 宮殿内にある聖ウンベルト礼拝堂

宮殿は17世紀後半以降の建物ですからバロック建築の全盛期。一度は完成に近づいたものの、1693年にはフランス軍との戦争により優勢な仏軍がトリノまで進攻し、数か所が破壊されたのです。よって改修に再建、増築を重ねて18世紀半ばに現在の建物となったと言われています。上の「ディアーナの回廊」も、サヴォイア家専属建築家として活躍したフィリッポ・ユヴァッラによって仕上げられたものです。大庭園を一望する場所に設けられた長さ83mに及ぶ回廊には、白漆喰壁の清潔さに見合う豪奢過ぎない絢爛さのバロック装飾が施され、太陽光の量や角度によって趣を変える既存芸術と光との巧みなコラボレーションの傑作。また宮殿内では王や王妃の部屋の他、猟師の神とされる聖ウンベルトを祀る豪壮な礼拝堂や広大な厩舎なども愉しめます。

トリノに来たらヴェナリーアは必須項目

入り口には歴代の王の肖像画が並ぶ 入り口には歴代の王の肖像画が並ぶ

ところで、サヴォイア家とは、長い群雄割拠の時代を経て統一王国となった1861〜1946年間の王家です。世界遺産指定24の建築物の内訳は、サヴォイア家がレジデンスとして使用していた14棟に、残る10ヶ所はサルデーニャ王国が管理していたものとされています。また、トリノ市内の14ヶ所とトリノ市街の10の建築物から成っています。全てを見て回るのは難しい中、最初にお勧めするのがこの王宮。ピエモンテ州の諺では、“トリノを見てヴェナリーアを見ないのは、母親を見て娘を見ないようなものだ”というそうですよ。

インフォメーション

王の居室 王の居室

Reggia di Venaria Reale(ヴェナリーア王宮)
■住所:Piazza della Repubblica 4, Venaria Reale, Torino, Italia
■電話:+39-011-4992333
■URL:http://www.lavenaria.it/
■開館:月休、火〜金 9:00-17:00、土日祝 9:00-18:30【注:チケット売り場は閉館の1時間前まで】

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2018/03/24)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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