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海外現地発ガイド通信

世界遺産の美しき水上の街、ベネチアに酔う


掲載日:2008/02/15 テーマ:世界遺産 行き先: イタリア / ベネチア

タグ: すごい! 教会 世界遺産 美しい


丸太の杭の上に造られた?

ベネチアの大運河(カナル・グランデ)に停泊するゴンドラ。写真左はリアルト橋 ベネチアの大運河(カナル・グランデ)に停泊するゴンドラ。写真左はリアルト橋

サンタ・ルチア駅に降り立てば、そこはもう映画のセットのようなんです。「アドリア海の真珠」とも呼ばれる美しき水の都、ベネチア。列車の乗り入れる本島には約180の運河が網の目のように走り、そこに400あまりの橋が架かって、ひとつの町が形成されています。
そして、私には何度ここを訪れても、俄かには信じがたい真実があります。それは、町が丸太の上に造られているということ。砂州や砂嘴によって、外海から閉ざされたラグーナ(Laguna)と呼ばれる干潟に、おそらく天文学的数の丸太の杭を打ち込んで、それが建物の基礎になっている…、言葉も見つからないくらいの驚きじゃありません?
言うまでもなくこの『ベネチアとその潟』は、1987年に世界遺産(文化遺産)として登録されました。

「ジ・パング」は日本?それともベネチア?

ビザンチン建築の代表作である、サン・マルコ大聖堂 ビザンチン建築の代表作である、サン・マルコ大聖堂

ところで、日本のことを英語でジャパン。その語源は“ジ・パング=黄金の国”。これは、13世紀末の『東方見聞録』の中で、わが国が初めてヨーロッパに紹介されたときの呼び方です。旅をしたのはもちろんマルコ・ポーロで、ベネチア出身。そんな彼は日本には足を運んではいなくて、伝え聞いたことから口述したのだそうです。
でも、ベネチアに実際に足を運んだ私は思いました!この街こそ“黄金の国”ではないかと。
というのも、サン・マルコ大聖堂の煌びやかなこと、“金”を惜しげもなく使用した天井や壁の見事なモザイク画には息をのみましたから。外観の尖塔やファサードも豪奢で、この街が東地中海最強の海洋国家としていかに繁栄したかが伺えるものです。

水没の危機、あってはならない!

街を縦横に走る運河 街を縦横に走る運河

運河を渡りながら眺める、パラッツォ(建物)外壁の凝った装飾と大きく描かれた絵。大理石の橋に木造の橋。その全てが詩的に融合した水上の街に一歩足を踏み入れれば、魔法の杖を一振りされたような、うっとりと心地よい感覚に陥ります。
しかし、そんな美しい街が、悲しい哉、時折水浸しになるのです。ベネチア湾で高潮が起こると、街に水が入り込むんですね。そのため広場や道路には畳大ほどの高床が並べられてその上を歩行しなければなりません。
そして、ただでさえこんなリスクを背負う街が、昨今の地球温暖化によって、さらに危険にさらされているんですよね。今以上に海面が上昇すれば、いずれ街全体が水没してしまう…。そんなことはあってはならないと、心から願う私です。

【関連情報】

ベネチアは、ミラノやフィレンツェから特急(ユーロスター)で片道約2時間半。日帰りも可能ですよ。世界にふたつとない水の都で美景に魅入ったらきっと、その尊厳性も感じることでしょう。

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2008/02/15)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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