サン・マルコ寺院正面の2階部分を見る

ベネチアの世界遺産サン・マルコ寺院、その1からの続きです。寺院は2階建てで、サン・マルコ広場に面した正面部分は2層のアーチが横に並んでいます。この部分は、入場してからより、広場のほうからのほうが全体がよく見えるので、先に見ておきましょう。2階部分の中央上部には、ベネチアのシンボルである「聖書を持った有翼のライオン」像が黄金色に輝いているのが見えます。さらにその上部に立つ像が、聖マルコですね。2階テラス部分に見えるのが「4頭の青銅の馬」です。この像については、たびナレの別記事「イスタンブールからベネチアへ。数奇な運命をたどった“4頭の青銅の馬”の歴史」に詳しく書いたので、そちらをご参照下さい。もともとはビザンツ帝国の都コンスタンティノープル(現イスタンブール)のヒッポドロームを飾っていたものです(ただし現在はレプリカを飾ってある)。

サン・マルコ寺院の、1階外側正面に並ぶモザイク画のひとつ サン・マルコ寺院の、1階外側正面に並ぶモザイク画のひとつ

1階部分のモザイクを見て、寺院へ

1階部分に見える5つのアーチ上部には、それぞれモザイク画が描かれています。金を色調にしたこれらのモザイク画は、聖マルコの遺体を運び出す伝説を描いた連作ですが、向かって一番左側のものだけタッチが古く、これは13世紀のものと言われています。外観を観終わったら、次にサン・マルコ寺院に入ってみましょう。入口は寺院に近づいて行くと、小サン・マルコ広場方面に列ができているのでわかるでしょう。シーズン中は長い列ができていますが、チケット購入などはないので、思っているよりも列は速いスピードで進みます。

服装チェックはかなり厳しい

サン・マルコ寺院自体は入場無料ですが、入口で服装チェックがあるのでご注意下さい。これがけっこう厳しく、ノースリーブ、ミニスカート、短パンなどの肌の露出の多い格好と、リッュクなどの大きな荷物の持ち込みが禁止されています。私が行ったのは真夏だったため、軽装の女性が多く、目の前で仕方なく肩にかけるショールを購入していました。私の肩かけカバン(PCが入る程度)は大丈夫でしたが、背負うリュックタイプはダメなようで、ロッカーに入れてくるように言われている人が目の前でいました(ロッカーは少し離れているところにあるようです)。

寺院内も禁止事項がいくつかある

寺院に入ってすぐは、横に長い「玄関廊」と呼ばれる前室があり、その天井を旧約聖書の物語を表したモザイク画が飾っています。「写真を撮りたいな〜」と思うかもしれませんが、サン・マルコ寺院内は写真撮影禁止なのでご注意下さい。また、観光ルートは一方通行になっており、逆走できないのでご注意下さい。というのも、入ってすぐに2階の博物館への階段があるのですが、気がつかずに通り越してしまいがちだからです。また、観光客は寺院内の礼拝スペースにも入れないので、注意を受けている人もいました。(その3に続く)