ああ、まさか自分の身に「ロストバゲージ」が起こるとは

「『ロストバゲージ』なんて自分には関係ない。」そう思っていませんか?私も自分の身に起こるまでは高をくくっていました。しかし、よりによって6歳の息子との二人連れ、勝手のわからないヨルダンへの個人旅行で、首都アンマンにやっと到着したそのときに荷物が出てこなかった……という悲惨な体験をして以来、預け入れ荷物と機内持ち込みの手荷物について、私はとても気をつけるようになったのです。

機内持ち込みの手荷物には「一泊分に困らないものを入れて行け」と言われますが…… 機内持ち込みの手荷物には「一泊分に困らないものを入れて行け」と言われますが……

他の乗客の荷物は無事。私たちの分だけがロスト

成田空港発のマレーシア航空機で、ペナン経由でクアラルンプールへ。ロイヤルヨルダン航空機にすぐ乗り換えられるはずが、点検整備のため空港内で4時間も出発が遅くなりました。翌朝ヨルダンの首都アンマンに着いたときには、私も息子も疲れきっていました。アンマン空港でロストバゲージとなったのは、私たち親子だけでした。成田からアンマンまでスルーバゲージにしていましたが、乗り換えが多かったため紛失したのでしょうか。

バゲージクレームカウンターではけんもほろろな扱い!

自分一人なら、「これも話のタネ」と笑って対処できたかもしれません。しかし幼い息子を連れていることで、私はすっかり動転してしまいました。なにしろ初めての海外旅行で心細くないようにと、預け荷物のほうには息子の気に入りのおもちゃをどっさり詰めていたのです。もちろん、二人の着替えも常備薬も、もしものときのための日本食も入っています。子供には動揺を隠し、バゲージクレームカウンターへ行って、持っていたクレームタグを見せながら係の女性に尋ねてみました。ところが係員は、謝るどころか何を聞いてもアイドントノーの一点張り。どうしたらいいのかと聞くと「荷物が出てくるまで、毎日このカウンターへ顔を出しなさい」……そんなバカな。

航空会社もけんもほろろ……

幸運にもというか、この翌日に荷物は空港へ届いたので、結局はアンマンで一泊余計に泊まっただけで済みました。しかし、私は子連れの心細さから、その日に高級スーパーで着替えやら日用品やらを山ほど買い込んでしまったのです。そのため出費はかさむし大荷物になるしで大変でした。これらの買い物の費用を請求できるかと思い、帰国してからロイヤルヨルダン航空に電話してみましたが、「紛失ではなく“遅延”なので、航空協定により補償の義務はない」と突っぱねられてしまいました。

万が一のために自衛しましょう

本当に紛失してしまった(荷物が見つからずじまいの)ときは、代替品の購入費は補償されます。しかしたった一日遅れたのでは、本人にとってどれだけ心細くても「よくあること」と済まされてしまいます。慌てないためには、やはり機内持ち込みの手荷物のほうに、ある程度の備品を入れておくこと。それしか自衛の手段はありません。また、海外旅行傷害保険の「携行品特約」も役に立ちますから、私のように泣き寝入りしないためには事前に確認しておきましょう!