ラトビア民芸市、なんと日本人もいっぱいでした!

ハンドクラフトの聖地とも称されるラトビアでは、毎年6月の第一週週末に首都リガで国を挙げての民芸市が開かれます。知る人ぞ知るイベントかと思いきや・・なんと! 日本から大勢の雑貨店バイヤーさんや雑貨好きの旅人がこぞってここを訪れるのをご存知でしょうか? 2017年夏、筆者は初めてここを訪れ、実にたくさんの日本人を見かけて驚きました。フォークロアファンにはこんなに人気の高い市だったのですね! ラトビアといえば、北欧フィンランドの南側、バルト海沿岸に位置するバルト三国のひとつです。ラトビア全土から職人が集まり、約250店舗が軒を連ねるこの民芸市は、職人とバイヤー、また個人客の大切な出会いの場でもあります。いい商品に出合ったら、次はこういうものが欲しいなど、顧客やバイヤーが職人さんたちに希望を伝えたり商談をします。また職人たちにとっては、自分の新商品が一般客にウケるかどうかの反応を見る、絶好の機会でもあるようです。

約50年は続いている歴史あるリガの民芸市。日本で買う3分の1の値段で購入できるのも嬉しい限りです 約50年は続いている歴史あるリガの民芸市。日本で買う3分の1の値段で購入できるのも嬉しい限りです

会場はラトビア民族野外博物館、美しい森が広がります

会場はリガ郊外にある民族野外博物館です。ゲートをくぐると大自然の森が広がります。バイオリンやギターなど伝統音楽の美しい調べに導かれてゲート近くの広場に出ると、様々な地方の衣装を着た若者たちが次々とグループごとにダンスを披露していました。最後は観光客の私たちも、誘われて体を揺らしてしまいました。地元の若者たちと一緒に踊りながら、なぜか胸が熱くなってきました。2018年で独立100周年を迎えたラトビア。子どもたちや中・高生など、主に若い人たちが自分たちの衣装や音楽、ダンス、カルチャーを深く愛し、その誇りや喜びをダンスで体いっぱいに表しているようでもありました。この森がまた清らかな空気を漲らせており、この場に来るだけでホッとピュアな気持ちになるのです。美しい森と、踊りと音楽、民芸市すべてが、現在のラトビアの幸せと豊かさの象徴ではないか、と感じさせてくれたのです。

高校生たちの元気いっぱいのダンスも見られます 高校生たちの元気いっぱいのダンスも見られます

土・日曜の2日間、通いつめたくなる充実ぶり

バルト三国のエストニア、ラトビア、リトアニアは、手工芸品が盛んですが、とくにラトビアのものは別格、と友人の手芸ライターも絶賛する民芸市で、そのブースの数はハンパではありません。日本人にいちばん人気なのが、木のカゴ(バスケット)でしょうか。木製カトラリー、リネン製品、陶芸品、楽器、ミトンや手作りの布製オモチャ、テーブルや家具、サウナ用の桶まで、ありとあらゆる手づくりの生活用品や雑貨が、森の中の道にズラリと並ぶ様は圧巻です。樹を使ったディスプレイも美しく、店の人も買い物客も艶やかな民族衣装に身を包み、目にも楽しい光景です。世界広しといえど、こんなにワクワクする森の民芸市は、他にないでしょう。もちろん、ハチミツやハム、ウォッカなどラトビアならではの食のおみやげ品も豊富です。お腹が空いたら野外広場のフードマーケットへ。冷えた生ビールもありますよ! この夏はぜひとも、ラトビアの民芸市へ出掛けてみませんか? 絶対にハマってしまいますよ!!

日本人好みの陶器も見つけました 日本人好みの陶器も見つけました