湖に浮かぶロマンティックなお城

「湖に浮かぶ城」と聞いたら、なんてロマンティックなんだろうと思いませんか。そんなおとぎ話に出てきそうなお城が、バルト三国の一番南に位置する、リトアニアにあります。首都ビリニュスからローカルバスに揺られて40分ほどで、トラカイのバスターミナルに到着。バスターミナルといっても、小さな町なのでバスのロータリーがある程度の規模です。そこから、一本道をゆっくり歩いて行くと15分ほどで、トラカイ城の輪郭が見えてきます。そこからさらに進み、城へと続く桟橋を渡ると城の入口に到着します。

憧れの湖上に浮かぶ城! ビリニュスからの日帰りスポットに最高のトラカイ城 憧れの湖上に浮かぶ城! ビリニュスからの日帰りスポットに最高のトラカイ城

様々な国によって統治された歴史

14世紀に建てられたトラカイ城は、国の運命と同様に、その後幾度もの戦乱を経て、いろんな国の統治を受けることになりました。修復を終えて現在の姿になったのは1960年代のこと。現在、城の内部は博物館として展示、公開されています。城壁部分は白っぽい石で積み重なった下層部分と、その上に赤茶色のレンガを積み上げて建てられています。城門をくぐり、3階建ての城内へと入ると、博物館の展示の他、郵便局があります。城内の庭には処刑道具の展示があり、処刑ポーズで記念写真を撮るのが観光客の間で定番のようです。

湖畔に浮かんでいるのではなく、実は…

この城、湖上に浮いているように見えるのですが、残念ながら実際に水面に浮いているわけではありません。湖に浮かぶ小さな島全体に、水の淵ぎりぎりの所に建てられているため、他の島から離れて城を眺めてみると、まるで浮いているように見える仕掛けなのです。そして、トラカイ城の最大の楽しみ方は、外観を眺めながら湖畔を散策することに尽きます。城を眺めるために設置されたような、湖畔の遊歩道。天気のいい日なら、湖の水の青色、城の屋根の赤レンガ色と空の青色の色彩コントラストが見られます。

散策の合間にひとつ。名物料理キビナイ

その遊歩道沿いには土産物屋も並んでいるので、のぞいてみるのもいいでしょう。この地域の名産、琥珀のアクセサリーやトラカイ城の置物、キーホルダーなど売られています。しっかり食事をしたい人には、城を眺めながら食事ができるレストランもあります。ランチパックを持参して湖畔に座って食事するのもいいですが、名物料理「キビナイ」も食べ逃さないように! これは牛、豚肉を使ったパイで、軽食にも向いているので、散策の休憩にひとつほお張るにもおすすめです。