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ルクセンブルク大公国・ルクセンブルク・世界遺産の現地ガイド記事
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海外現地発ガイド通信

要塞と深い谷の金融都市・世界遺産ルクセンブルク


1.思わず立ち止まるその美しさ

ボック要塞から眺めるグルントの谷。下を流れるのはペトリュス川 ボック要塞から眺めるグルントの谷。下を流れるのはペトリュス川

古い岩山の要塞。その前には深い谷が広がり、その中をペトリュス川が弧を描いて流れていく。黒いスレート瓦屋根の館はどれも100年、200年、あるいはそれ以上前のものばかり。時が止まり、眠っているかのようなグルント。ここはルクセンブルク市の岩山の下にある古い地区だ。1994年にルクセンブルクの旧市街全体が世界文化遺産に登録された。10世紀後半、ルクセンブルク伯が最初の城ボックを建設した。それは今日ボックの要塞と呼ばれている。手前に深くて幅の広い谷を持っているため難攻不落の要塞として数々の戦争を切り抜けてきた。旧市街の反対側から眺めると、堅固なボック要塞の真下に静かな谷グルントが横たわっている。谷はどこから眺めても美しい。初めてこの光景を目にする者は、この絶景に息をのむ。

小さな国なのに世界一流の大公国

大公宮殿の前には護衛官が立っているが、時々宮殿前を往復している 大公宮殿の前には護衛官が立っているが、時々宮殿前を往復している

ルクセンブルク人は全員が流暢なドイツ語を話す。面積は2586平方キロメートルと、日本の神奈川県や佐賀県より少し広いくらいだ。この可愛らしい国が世界に名を轟かせているのは中世から神聖ローマ帝国の皇帝を何人も輩出してきた名門家系であること、近年ではEU統合へ主導的役割を果たしてきたことなどが挙げられる。旧市街北東のキルヒベルク地区には国際金融センターや欧州連合の機関がある。旧市街から眺めると高い建物がニョキニョキと並んでおり、金融都市ルクセンブルクを感じることができる。鉄道駅は旧市街の南側にある。駅地区から旧市街へは深い谷グルントを渡っていく。長さ84m、高さ50mというアドルフ橋は小規模なルクセンブルク市にしては異常なほど大きい。旧市街の中心部に見どころが集まっているので観光しやすい。

国民から親しまれ、愛され続けている大公家

クレールフォンテーヌ広場に立つ女大公シャルロット クレールフォンテーヌ広場に立つ女大公シャルロット

街の中心、市庁舎が建つギョーム広場のすぐ北側に大公宮殿がある。現在は大公の謁見場所として使われ、一部は議院になっている。宮殿前には常に護衛官が立ち、時々銃を担いで宮殿の前を歩き出す。機械仕掛け人形のような動きをするので疲れるであろう。宮殿の近くにシャルロット女大公の銅像が立っている。20世紀の2つの戦争の間、亡命しながらもルクセンブルク独立のために闘ってきた英雄的存在だ。銅像が立つ広場に面して財務省、経済省、農業省、開発省が並んでおり、こぢんまりとした官庁街になっている。つい最近まで誰でも入れるように各省庁敷地の扉が開いていた。ところがパリのテロ事件以来、扉が閉ざされてしまったのが残念だ。どの省庁も小規模で、どなたかの大邸宅、といった雰囲気であるが、そんなところがルクセンブルクらしい。

市内観光に最適なプチホテル

左端の岩が保存されているボック城塞 左端の岩が保存されているボック城塞

こぢんまりとした街とは言え、是非1泊はしたい。お薦めの宿を紹介しよう。大公宮殿の真裏にあるプチホテル、パーク・ボー・アーツだ。隣にある歴史・芸術博物館の分館だったので、その名残なのかインテリアはモダンアートが混在している。館は550年前に建てられたもので、2002年に改装され、2004年から現在のホテルになった。客室はわずか11室で、すべてスイート。全室タイプが異なり、メゾネット形式の部屋もある。古い館ならではの面白さだ。1階のレストランは外部の者も利用できるブラッセリーで、昼間はカフェに、夜はバーになる。食事はフランス風でかなり美味しい。旧市街のど真ん中にあるのでどこを観光するにも便利。朝食前にボック要塞まで行き、グルントの素晴らしい眺めを吸い込もう。そのまま谷へ降りて散歩すれば思い出は一入であろう。

データ

ホテルのレストランは夜になると市民が集うバーとして人気ある ホテルのレストランは夜になると市民が集うバーとして人気ある

ホテル・パーク・ボー・アーツ
Hotel Parc Beaux-Arts
住所:1 rue Sigefroi, L-2536 Luxembourg
電話:+352 26 86 76-1
Fax :+352 26 86 76 1
e-mail : reception.beauxarts@goeres-group.com
宿泊料:170 〜 495ユーロ
http://www.parcbeauxarts.lu/fr/chambres-et-suites/9-suite

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2017/08/04)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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