町の中心から、南西へ歩いて30分

東ヨーロッパの国、モルドバの首都はキシナウ(キシニョフ)。あまりなじみのない名前かもしれませんね。首都ではありますがこぢんまりした、のどかな町です。モルドバは北はウクライナ、西はルーマニアと国境を接しているので、東欧をめぐるバックパッカーたちにとっては、旅の通過点といった存在でしょうか。キシナウはその首都ですが、観光地が多い訳でもなく、のんびり過ごして旅の英気を養うのにぴったりの場所です。そんなキシナウの中心部から歩いて30分ぐらいのところに、広い公園があるというので行ってみることにしました。

空気はおいしいし、道もきれいでゴミひとつありません 空気はおいしいし、道もきれいでゴミひとつありません

水と緑があふれ、よく整備された公園

それは「Valea Morilor Park」という公園で、一周2.5キロメートルあるという大きな池を中心に、広大な自然が拡がっていました。きれいに整備されている立派な公園なのですが、私が訪れたときは平日だったせいか、夏の晴天にもかかわらず、ほとんど人が見あたりませんでした。あちこちにベンチがあり、どこで休んでも風が吹き抜けて心地いいです。歩いていると小さな売店もあり、飲み物などを買えます。池のまわりを半周ほどしたころ、意外なことに砂の拡がるエリアが目に入りました。人工的に作ったビーチのようです。

コンパクトでかわいい人工ビーチは、ちょうどよいにぎわい コンパクトでかわいい人工ビーチは、ちょうどよいにぎわい

にわかに現れた、リゾートの光景

そこには水着姿の人たちがいて、本物のビーチさながら、日光浴をしたり、泳いだりしていました。私のいた7月ともなれば、キシナウも日中は30℃近い気温で、日なたはかなり暑いのです。そんな中でこの公園の中のビーチは空いていますし、日焼けしたい人や、泳いで涼みたい人には手ごろな場所かもしれませんね。ゆったり寝そべる人たちを見て、後日、水着を着こんで、もう一度来てもいいかなと思いました。さらに付近を歩いていくと、レンタサイクルがありました。公園内の道は、自転車にうってつけの滑らかな道路なので、スイスイとサイクリングができますね。二人乗り用など、変わった自転車もありましたよ。

泳ぐ気になるかは、人それぞれ

のんびりしたキシナウで、さらにくつろげるこの公園、モルドバらしさがあるかといえば…特にありませんが、散歩や読書、昼寝などにはいいですね。その後、泊まっていた宿で、宿泊客たちとこの公園の話になりました。日本人を含む男性3人組もここに行ってきたそうですが、「泳ぎました?」と訊くと、3人が口をそろえて「あんな池で泳ぎたくない!」と言っていました。水がきれいではないとのこと。私は鈍感なのか、泳ぐのも気持ちよさそうだな、などと思っていましたが、さてみなさんはどう感じるでしょうか。

砂の上に寝そべれば、たちまちリゾート気分? 砂の上に寝そべれば、たちまちリゾート気分?