砂漠へのアプローチはモロッコから

みなさん、砂漠といってまず頭に浮かぶのは「サハラ砂漠」ですよね。アフリカ大陸北部に広がる世界最大の砂漠で、アフリカ大陸の3分の1を占め、10ヶ国以上の国々にまたがっています。さらさらしたオレンジの砂、幾重にも重なる砂丘、砂に刻まれた風紋が歩くたびに崩れていく・・・というイメージに一番近い砂漠を見るなら、モロッコからのアプローチが最適です。エジプトの白砂漠は奇岩がごろごろしているし、そのほかの国は治安や旅のしやすさを考えると、まだちょっと訪れにくいところばかり。その点、モロッコは治安も落ち着いているし、砂漠に行くツアーや施設も整備されています。

モロッコから攻めるサハラ砂漠 〜ラクダに揺られて砂漠に入る旅〜 モロッコから攻めるサハラ砂漠 〜ラクダに揺られて砂漠に入る旅〜

拠点になる村メルズーガへ

一番行きやすいといっても相手は砂漠、秘境ともいえる場所です。拠点となるのはメルズーガという村ですが、その周辺に空港はなく、また陸路でカサブランカやマラケシュから向かうにも、3000mのアトラス山脈を越えねばならず、簡単に行ける場所ではありません。個人で行く場合、モロッコにいくつかある日本人向けのツアーを催行している旅行会社に頼むのが確実でしょう。バックパッカーで予算をもう少し抑えたい人は、マラケシュの安宿で催行しているマラケシュ往復の混載ツアーに参加すると便利です。公共のバスを乗り継いで自力で向かうのが一番安いですが、公共のバスの本数が少ないので、日程に余裕が必要です。

村のすぐ後ろが砂漠の入り口

メルズーガの村にはいくつかの宿があり、どの宿でも、砂漠へのツアーを頼むことができます。この辺りに住むのはアラブ人ではなく、北アフリカの先住民族ベルベル人たち。村はサハラ砂漠の端っこにあり、宿の裏庭の先はもう砂漠です。宿から散歩がてら歩いて丘に登れば、その先には果てしなく続くサハラ砂漠が広がっていて感動!丘を二つ三つ歩いていくと村も見えなくなるので、時間のない人はここで夕日や朝日を見て過ごしても、十分美しい砂漠を堪能できるでしょう。あまり遠くに行くと方向がわからなくなるので注意してくださいね。

ラクダに乗ってサハラに入っていく

宿にアレンジしてもらい、ラクダに乗ってサハラ砂漠の中に入っていきます。同じ宿の宿泊客と一緒に行くことになりますが、多くてもせいぜい4〜5人で、他に希望者がいなければプライベートツアーになります(そうなったらラッキー!)。出発は夕方、ひとりずつラクダに乗り、ベルベル人のガイドの先導でゆっくりゆっくり砂漠を進んでいきます。日が傾き、オレンジ色に染まる砂漠の美しさは、言葉では表現し切れません。2時間くらい歩くと宿のテントに到着、夕食と朝食はガイドが作ってくれます。砂漠の夜は夏以外は冷えるので、防寒具もお忘れなく。星空も砂漠も、泣きそうになる程すばらしくきれいです。