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アムステルダムのイスタンブール。西モスク


オランダの煉瓦のモスク

アムステルダムの運河に映える壮麗な建築 アムステルダムの運河に映える壮麗な建築

2016年にオープンした西モスク(Westermoskee)は、アムステルダムの西地区にあるトルコ様式のモスクです。
シンケル運河の水面に映える壮麗で印象的な外観は、モスクでありながら実に見事にアムステルダムの風景に溶け込んでます。こちらのオランダ最大級のモスクは、オスマントルコの伝統建築様式で建てられましたが、設計者はフランス人建築家夫婦です。そして特筆すべきは外壁。オランダの光景にフィットするのは、オランダのレンガを使用しているためです。

建築家が都市計画に関わるオランダ

周囲は同じ煉瓦を用いたショッピングセンターや住宅 周囲は同じ煉瓦を用いたショッピングセンターや住宅

モスク建設と同時に周囲の都市計画も組まれており、周辺の住宅団地やショッピングセンターもモスクと同じレンガが使用されています。モスク及び周囲の都市計画は、アムステルダム市認可の下、オランダのトルコ協会のうちの一つとオランダの建設会社との連携で行われました。
オランダの都市において建造物を建てる際には、周囲の景観も重要視され、建築家は建物だけではなく建物の周囲の外観との調和の考慮、つまり都市計画にも携わります。こちらはモスクの例ですが、一般にこのオランダ式の都市計画の発想は日本の建築業界では有名で、日本から建築関係者や市町村の都市計画部門がオランダのモデル地区に視察に訪れることもあります。

アムステルダムのイスタンブール

内部の高い天井 内部の高い天井

話を戻しますが、オスマントルコ様式のモスクでありながら、オランダのレンガを用いオランダの景観にフィットするこの西モスク。イスラム文化とオランダ文化双方の個性が巧みに尊重された都市計画の成功例と言われ「アムステルダムのイスタンブール」と称える人もいるとのことです。
しかしながら、今でこそアムステルダムのイスタンブールと評価されるようになりましたが、計画当初は様々な葛藤や議論が数多くあり、多くの紆余曲折を経て2016年のオープンまでに実に22年の月日を要しました。

アムステルダムの新観光名所

女性専用エリア入口のインフォメーション 女性専用エリア入口のインフォメーション

もちろん外部撮影は自由で、特にイスラム教徒でないオランダ人達も足を止めてスマホで撮影しています。建物外観や運河と調和する風景を撮影するだけで十分にインスタ映えするのですが、内部見学をしたい方もいると思います。観光施設として開放しているわけではないので、受付の人に必ず確認をしてください。女性はイスラム法に従い、髪や肌を見せない服装なら入館可能とのことで、入口の注意書きを確認するのがいいでしょう。あくまでも神聖な場ですので、内部で祈っている方を撮影したり大声で話すのは厳禁です。
オスマン形式でありながらオランダ的な西モスクは、すでにアムステルダムの新しい観光名所といっても過言ではないでしょう。国際化について考える場合、西モスクが象徴する「排斥よりも許容。双方の個性の尊重」が大きなヒントになるかもしれません。

西モスク(Westermoskee)

モスクでありながらオランダ式のレンガ建築 モスクでありながらオランダ式のレンガ建築

所在地:Piri Reisplein 101, 1057 KH Amsterdam
電話:06 2225 2222
行き方:アムステルダム中央駅からトラム17番、Witte de Withstraat下車後徒歩4分。

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2019/08/01)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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