今や日本人だってサラダが大好き!

上海に住む日本人の友人のAさんは、満喫する上海暮らしの中で、最大の悩みは、サラダが食べられないことだと言っていました。サラダに適した野菜が売っていても高価で、旦那が日本に出張の折には、かならずレタスを買って来てもらうのだとか。われわれ日本人の食卓に、当たり前のようにグリーンサラダが並ぶようになったのは、いつからでしょうか。割と最近のような気がします。一昔前までは、マヨネーズであえた、ポテトサラダやマカロニサラダが定番でしたね。これは日本にサラダが導入されたのは、アメリカからだったせいだと言われています。何年か前、オランダのアムステルダムで長期滞在したおりに、驚かされたのは、野菜の種類の豊富さでした。しかも、どれも香りが高く、なるほどヨーロッパは香味野菜が充実しており、それをサラダやスープの出汁として広く活用しているのです。その時に出合ったヨーロッパ野菜と、その食べ方、味などをご紹介していきましょう。

オランダのアムステルダムで味わった、ヨーロッパ野菜はおいしかった(前編)! オランダのアムステルダムで味わった、ヨーロッパ野菜はおいしかった(前編)!

葉物系が充実しています。

サラダが食べられるようになったのは、紀元前の古代ギリシア・ローマ時代と言われています。レタスはギリシアで栽培されていたそうで、生野菜をほとんど食べない中国とは、かなり昔から食文化が異なるようですね。だから今でも中国ではサラダを食べるのに苦労するのでしょう。キャベツもヨーロッパでは昔から食べられていました。普通のキャベツも日本のものより、香りがいいように感じます。紫キャベツはシャキシャキの歯ごたえがよく、縮緬キャベツはイタリアのそばパスタ、ピッツォケリと一緒に湯がいて、チーズをたっぷりふりかけ食べれば、文句なしです。瓶詰で売っているザウワークラウトは、酸っぱい塩漬けキャベツです。ソーセージや豚肉料理によく合いますね。芽キャベツは湯がいてマヨネーズで、あるいはシチューに入れれば、甘い香りがおいしいですよ。

ヨーロッパのドレッシングは種類が少ない?

サラダは元は塩を振りかけ食べるものだったそうです。日本にはいろいろな種類のドレッシングが市販されていますが、ヨーロッパではそれほどではありません。塩とオリーブオイル、バルサミコ酢をかければ、十分に野菜の香りが引き立つおいしいドレッシングになるのです。ですから日本に帰ってきてからも、我が家の食卓では、この三種が欠かせなくなりました。瓶詰のオリーブも、産地ではないオランダでも安価に手に入り、レタスやこれも薫り高いタマネギ、セロリ、パプリカと一緒に和えれば極上のサラダです。マヨネーズには賛否両論あるようです。欧米のマヨネーズはクリームっぽく、酸味、塩味に切れがありません。しかしそれは、野菜の香りを引き立てるためと考えれば、あながちまずくもないのです。ところが日本のマヨネーズに親しんだ日本人には、あまり人気がありません。サラダに対する感覚が、少し違うように感じます。(後編に続く)