アムステルダムからちょっと田舎へ日帰り旅行

生まれが田舎のせいか、最近は海外に行っても町より田舎が好きですね。アムステルダムに長期滞在していたときも、ですからちょくちょく列車に乗って、あちこち行ってみました。アムステルダムから一歩外に出ると、まったく違った景色が広がってきます。中でもオランダを代表する田舎が、ザーンセ・スカンスでしょう。アムステルダム中央駅からわずかに15分、コーフ・ザーンデイク下車。徒歩15分、ザーン川を渡ればで到着です。そこには木造の昔ながらの家々が建ち、沼沢地のそばには緑色の風車が回っていました。ただし生活感はゼロです。17世紀に700機以上の風車が回っていたこの近辺は、香辛料の製粉、塗料の生産、材木の切断、油の製造が盛んに行われていたそうです。いわゆる風力発電ですね。しかしそんな産業もなくなり、いまでは観光村となっているのです。しかし風車の写真を撮るのに、これほどのロケーションもありません。

マルケン島の緑色の家 マルケン島の緑色の家

フォーレンダムとマルケン島へ

やはり田舎町を巡るなら、生活感のあるところがいいなというわけで、向かった先がフォーレンダムです。アムステルダム中央駅前のバスターミナルから30分ほど。ほんとにすぐに田舎になるんですからね。この港町は、広大なアイセル湖畔の観光地。土産物屋が並ぶメインストリートには、黒と白のワンピースに、白いスカーフ、白くて短いエプロン姿の女性たちがいます。これが昔の民族衣装で、今では土産物店の制服です。土産に可愛い木靴を買おうか妻と二人で悩みましたが、実用性に乏しいと却下。ボートで湖に浮かぶマルケン島に向かいます。所要約30分。こちらは上は黒ですが、スカートは色鮮やかなストライプ柄の民族衣装です。色がわからない民族衣装を着た女性の銅像が建っていました。木造の家々の壁は緑色を多用しています。帰り際、ボート乗り場の前のバーでは、日光浴しながら、年配のカップルたちがビールをおいしそうに飲んでいました。

ホールンでウナギをゲット!

アムステルダム中央駅前の観光案内所で、どこかあまり観光化されていない田舎町はないですかとたずねて、紹介していただいたのがホールンです。フォーレンダムよりさらに北のアイセル湖畔の港町です。ヨットハーバーが美しいです。僕たちが行ったのは土曜日で、町の中心地ローデ・ステーン広場では、屋台がズラリ。ムール貝とイカとタコと海老のフリッターを堪能しました。17世紀の町並みが残るいい風情です。町をぶらつき、妻が向かったのは金物屋です。そう、普通の町の金物屋に行きたかったのです。塩、胡椒入れやスプーンなどを買い求め、駅に向かう途中の魚屋で生きたウナギを発見。天然だとか。ビニールに空気を入れてもらってウナギをアムステルダムまで運びます。醤油とみりんでタレを作り、その夜は、何年ぶりかの天然ウナギ丼とあいなりました。田舎って、やっぱいいですね。