期間限定だから見たくなる

観光地には、いつ行っても見られる史跡や絶景もありますが、その時でなければ見られない季節限定のものもあります。その最たるものが、「花を見に行く旅」でしょう。花は種類によって咲く季節が決まっており、咲いてもたいてい2週間ほどで枯れてしまいます。段階的に咲いても、その花の咲く期間はせいぜい3〜4週間。満開の時期ともなれば、2週間ほどでしょう。しかしだからこそ、その季節に行きたくなるのです。今回紹介するのは、春を代表する花のチューリップと、そしてその本場オランダの花の話題です。

●毎年春のみオープン、球根植物の花が咲くキューケンホフ公園

オランダと言えば「風車とチューリップ」が浮かぶ人も多いでしょう。実際、4月には一面のチューリップ畑が満開になる場所もあります。花で有名な場所には、春のみオープンする花の公園のキューケンホフ公園があります。この公園については、別記事「チューリップが満開! 春のみ開園するキューケンホフ公園」に書いているので、詳しくはそちらを参照ください。ここでは簡単に述べますが、東京ドーム約7個分の広さの敷地に、チューリップやヒヤシンスやスイセン、バラ、アイリス、フリージアといった700万株の花の球根が植えられ、毎年春になると花が咲き乱れます。開演期間は、2018年は3月22日から5月13日まで。それに合わせ、アムステルダム、スキポール空港、ライデン、ハーグから、直通バスが発着します。

春の花に飾られた山車が12時間かけて移動するフラワーパレード

さて、満開のチューリップが旅の目的なら、できれば合わせて行きたいイベントがあります。それが年に一度開かれる「フラワーパレード」です。オランダの球根栽培地域は北海沿岸に多いのですが、これはその沿岸の町ノールドワイクから古都ハーレムまでほぼ1日(12時間)かけて、花に飾られた20台の山車と30台の車がパレードをするものです。日本発のツアーでは、終点となるハーレムに滞在し、止まっている山車をゆっくり観るものもありますが、通常は上記のキューケンホフ公園と組み合わせたものが多く、その場合は公園付近でのパレード鑑賞となります。キューケンホフ公園前の通過は、だいたい午後3時半ぐらい。2018年のフラワーパレードは4月21日です。

ほかにもあるオランダのフラワーパレード

オランダではこの春のフラワーパレードが有名ですが、実は町や、咲く花の種類によって開催時期が異なり、大小合わせて20近くの花のパレードがあるのだとか。そしてその多くはダリアなどの夏の花が中心で、8月から9月上旬にかけて行われます。もっとも有名なものは、世界最大の花山車が登場する、ズンデルトのフラワーパレードでしょう。こちらは2018年は9月の2、3日が開催日となっています。(後編に続く)
●ズンデルトのフラワーパレード公式ページ corsozundert.nl/en/home-2/