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オランダの至宝〜マウリッツハウス美術館でレンブラントとフェルメールに酔う


掲載日:2019/03/17 テーマ:美術館・博物館 行き先: オランダ / ハーグ

タグ: イベント 建築 美しい 美術館 名画 歴史


レンブラント記念の今年、設立以来初めて全コレクションを展示中

2012年に日本でも公開された『真珠の耳飾りの少女』(c)マウリッツハウス美術館蔵 2012年に日本でも公開された『真珠の耳飾りの少女』(c)マウリッツハウス美術館蔵

フェルメール、レンブラント、ルーベンス、ブリューゲル・・・。ハーグの「マウリッツハウス美術館」といえば、オランダやフランダースの珠玉の名画が揃う美術ファン垂涎のスポットです。今年は、17世紀のオランダ絵画黄金期に活躍した画家レンブラント・ファン・レイン(1606‐1669)の没後350年イヤーとして、レンブラントに関わる18作品を含む企画展が9月15日まで開かれています。ハーグは王室ファミリーが住む緑豊かな町です。池の畔に建つ美術館に一歩足を踏み入れると、そこは17世紀の貴族の世界でした。小規模な3階建ての各フロアに、時代ごと分かりやすい順に作品が並べられ、ゆっくりペース、ゆったりとした優雅な気分で名画を存分に堪能できます。1644年に建てられたという建物も美しいのひと言でした。

レンブラント注目の代表作『テュルプ博士の解剖学講義』

『テュルプ博士の解剖学講義』(c)マウリッツハウス美術館蔵 『テュルプ博士の解剖学講義』(c)マウリッツハウス美術館蔵

レンブラント展で注目すべき作品といえば『テュルプ博士の解剖学講義』と、レンブラント晩年の『自画像』でしょう。『デュプル博士~』はレンブラントの成功のきっかけとなった一枚です。当時は各ギルドがメンバーの肖像画を描いてもらう慣習がありました。レンブラントは歴史物語の絵で取得した手法をこの集団肖像画でも生かしています。外科医たちを静的に並べるのではなく、ピラミッド状に配してそれぞれに構成を変え、光もスポットライトのように当てました。ギルトハウスに掲げられたこの集団肖像画を初めて見た人々は、自分たちもこんな風にドラマチックに描いてほしい、と願い注文が殺到するようになりました。レンブラントは、この絵で一気にブイレクしたのです。

晩年の作品が語りかけるもの

レンブラント晩年の『自画像』(c)マウリッツハウス美術館蔵 レンブラント晩年の『自画像』(c)マウリッツハウス美術館蔵

別記事「レンブラント没後350年(後編)」でも触れていますが、レンブラントは売れっ子画家から一転、後半は没落の人生を歩みます。亡くなる年に描いたのが下写真の『自画像』です。レンブラントの名作の多くは、晩年期に描かれたものが多く、素早いラフな筆使いが特徴です。この『自画像』の表情、皆さんはどう感じられますか? レンブラントの絵画を見る前に、彼の人生を少し学び、また人生の半分以上を好きな道で過ごしてきた筆者がこの絵をじっと見続けていると、得もいえぬ熱い気持ちでいっぱいになりました。レンブラントが表現したかったその時々の心情が、時を超えて私たちの心に伝わってくるのです。何を感じるかはその人次第でしょう。絵を見てこのような気持ちになったのは初めてでした。

フェルメールの名画は宝石のようでした!

2014年に改装が終わり、別館と地下で繋がりました。 2014年に改装が終わり、別館と地下で繋がりました。

日本でも2012年に来日して話題となったフェルメールの『真珠の耳飾りの少女』、彼が暮らしたデルフトの港の風景を描いた『デルフトの眺望』など、ひとつひとつ静かな気持ちで、それも間近で鑑賞できる喜びは海外の人気美術館では稀なことですよね。今年はレンブラントイヤーの企画展がオランダ各地で開かれますが、このマウリッツハウス美術館はハイライトとなること間違いなしです。時間をゆっくりと取って出掛けましょう。
●マウリッツハウスのレンブラント展 Rembrandt and the Mauritshuis
日程:2019年1月31日〜9月15日 会場:マウリッツハウス美術館 www.mauritshuis.nl
●取材協力:オランダ政府観光局 www.hollandflanders.jp

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2019/03/17)

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