北極圏の「海に浮かんだアルプス」

海から屹立する山が両岸に迫り、複雑に入り組んだ海岸線とダイナミックな風景が続くフィヨルドの中をレンタカーで巡る旅。今回のおすすめはノルウェーの北、北極圏に位置するロフォーテン諸島です。デンマークのフェロー諸島のフィヨルドは、雄大でなだらかな丘陵が緑の牧草で覆われ、どちらかというと女性的で“優美な”景観でしたが、ロフォーテン諸島のフィヨルドでは夏でも雪を頂く険しい山々が間近に迫る、男性的で“豪快な”風景が楽しめます。その眺めは「海に浮かんだアルプス」と称えられ、ドライブしていると、まるで絵はがきの中に入り込んでいるような気分になります。

フィヨルドの島をレンタカーでドライブ!【ノルウェー・ロフォーテン諸島 その1】 フィヨルドの島をレンタカーでドライブ!【ノルウェー・ロフォーテン諸島 その1】

北極圏の旅の拠点におすすめの拠点トロムソ

ロフォーテン諸島をレンタカーで旅する場合、玄関口としておすすめなのは北極圏最大の町トロムソです。空港でレンタカーを借りられるので、オスロからの飛行機で到着したら、そのまま出発できます。また、トロムソを拠点にすれば、ロフォーテン諸島だけではなくヨーロッパ最北端の岬「ノールカップ」まで行くこともできるので、北極圏をじっくり旅したい人に特におすすめです。トロムソには、世界最北にあるビール工場である「マックビール」の工場があります。工場見学には試飲とお土産(私はピンバッジをもらいました)がついていて、併設のビアホールで飲むできたての生ビールは至福の一杯です。

島にダイレクトに入るならスヴォルヴァーへ

ロフォーテン諸島をじっくり回りたい人は、諸島内で最大の町スヴォルヴァーに空港があり、この空港でレンタカーを借りることができます。スヴォルヴァーには大型スーパーがあるので、旅のはじめに食材や飲み物など当座の必要なものをここで揃えることができて便利です。スヴォルヴァーへは空路のほかに、ナルビクやボーデからフェリーで渡ることができます。また沿岸急行船の寄港地になっているので、ロフォーテン諸島のドライブ旅の後に、北のノールカップや南のベルゲンまでのクルーズを楽しむことも可能です。

白夜のフィヨルドをドライブ

北極圏に位置するロフォーテン諸島では、5月下旬から7月中旬までが白夜となり、この時期は真夜中の太陽を見ることとができます。いつまでも暗くならないので、フィヨルドの複雑な海岸沿いの道を運転するのも安心です。交通量が少なく、道のコンディションもいいので、左ハンドル右側通行でもそんなに難しくはないと思います。むしろ交通量が少ないことでスピードを出し過ぎないこと。また、フィヨルドの沿岸部は降水量が多い地域であるため、一日の中でも急に天気が変わって大雨や強風に見舞われることがあります。カーブだらけですので、悪天候時の運転には注意しましょう。