ポーランドご自慢の世界遺産、ヴィエリチカ岩塩坑

ユネスコ世界遺産の登録は、1978年から始まっていて第一号の登録の数は12です。そのうちの二箇所はポーランドから。すなわち、クラクフ歴史地区とヴィエリチカ岩塩坑です。クラクフはもちろんですが、ヴィエリチカ岩塩坑の世界遺産としての価値は、ポーランドの人々のご自慢のタネです。クラクフからはバスで日帰りができます。ポーランド人は親日家が多く、日本人旅行者に親切にしてくれます。バスの運転手だけでなく乗客にどこで降りたらよいかきくと、降りるべきバス停を教えてくれます。「ヴィエリチカ」の名前がついたバス停はいくつかあるので、地元の人にきくのが一番です。

圧巻! 地下深くにある塩の教会 圧巻! 地下深くにある塩の教会

ヴィエリチカ岩塩坑の内部はガイドツアーで見学できます

ヴィエリチカ岩塩坑は、13世紀から20世紀まで塩の採掘がなされ、7世紀にもわたって掘ってきたので一大地下帝国になっています。今は観光用に開放されていますが、さまざまな坑道が残っていて、迷子になったら危険なため、ガイドツアーでの見学のみの受付です。ガイドと一緒に地下深くに降りてゆき、見学スタートです。ガイドルートはきちんと整備されています。ですが、靴は歩きやすいものを履いていったほうがいいでしょう。

地下深くにある塩の教会にびっくり

岩塩坑内部には、地底湖があったり、岩塩でできた聖人の彫像があったりと見所いっぱい。ですが何と言っても有名なものは、聖キンガ礼拝堂です。これは岩塩でできた教会です。「キンガ」とは、ポーランドに嫁いだハンガリー出身のお姫さまの名前です。この教会は天井も高く、シャンデリアまでぶら下がっています。このシャンデリアも塩で、できているんですよ。

健康にグッド!

ところで、地底深く岩塩を掘るだなんて、たいへんな仕事で、さぞや作業員の健康状態は悪かったのでは……? そんな心配をしてしまうくらい岩塩坑は巨大なものですが、それは杞憂です。みなさん、健康バリバリだったとのこと。塩分を含んだ空気に殺菌作用があり、とても健康的な職場だったようです。今では、岩塩坑内部に、ぜんそくなどの呼吸器疾患治療のための地下保養所もあります。