ポーランドのお土産、何がおすすめ?

食料自給率が100%近くにのぼる、農業大国ポーランド。ヨーロッパで7番目に大きい国土を旅していると、どこまでも続く平原を放牧の牛や馬が草を食み、畑も広がる豊かな風景が印象に残ることでしょう。そんなポーランド旅行では、お土産も、大地の香りがするような農産物を買って帰りたくなります。私のおすすめは、「はちみつ(ミュウト)」です。瓶詰めですからちょっと重たいですが、割れないように注意して、いろんな種類のはちみつを買ってみませんか!

ひたすら平らなポーランドの大地 ひたすら平らなポーランドの大地

「どれを買ったらいいの」と立ち尽くす……

ポーランドは、ヨーロッパ有数のはちみつ生産国です。ポーランドの養蜂の歴史は古く、1000年以上も前からすでに行われていたようです。純度にはピンからキリまであるため、信頼できる小売店を調べたり、多少高くても空港のショップで買うなどしましょう。私は帰りの空港で買いました(重いですし)。しかし、種類も豊富すぎる上に、ラベルにポーランド語しか書かれていないブランドも多いため、どれを買ったらいいのか、迷ってしまいます。空港のショップでは、英語表記の札があったので、助かりました。アカシアなどのクセのないタイプは人にあげるために買い、自宅用にはちょっと変わったものを、と考えて、英語の説明に「grain(穀物)」と書かれたものを買ってみました。

はちみつはケーキにもたっぷり使われます はちみつはケーキにもたっぷり使われます

黒っぽいはちみつの正体は

穀物といわれても、あまりに大雑把です。家に帰ってから、あらためてラベルのポーランド語を調べてみると、「そば」でした。そばの花の蜜は初めてです。ふたを開けると……「牧場の匂い? うーん、家畜の匂い?」。花の香りは皆無で、むしろ動物的な香りがするのです。色は黒っぽく、味は素朴で力強く濃厚。おいしいけれど、香りがなかなか難易度高し! はちみつ上級者向けといいましょうか。そばのはちみつは、鉄分が非常に豊富で(レンゲはちみつの50倍)、咳止め効果が高く、栄養面で大変すぐれた食品だそうです。我が家では、夫が喉風邪をひいたときに、ひとさじずつ舐めていましたよ。

ポーランド語で「そば(gryczany)」と書かれていました ポーランド語で「そば(gryczany)」と書かれていました

ポーランドの魅力が詰まっています

ポーランド製はちみつは、ヘーゼルナッツやアーモンドなどの果実を漬け込んだものもあります。また、はちみつを自然発酵させた「はちみつ酒(ミュウト・ピトヌィ)」もあります。冬が長く寒冷なポーランドでは、他のヨーロッパ諸国のようにぶどうが育ちにくく、ワインがほとんど生産されません。人々は、伝統的な工程を守ったはちみつ酒を愛飲しています。こちらも栄養価が高く、新婚初夜に花嫁が花婿に飲ませると子宝に恵まれるという言い伝えがあるそうですよ。自然そのもので、飾り気がないけれどスイート。ポーランドのはちみつは、まるでポーランドの人々そのままです。