ポテトパンケーキにグヤーシュをたっぷりかければスタミナ十分!

ポテトパンケーキは、ポーランドでは単体で食べるよりも、しばしばグヤーシュ(パプリカ風味のビーフシチュー)などとともに供されることが多いようです。私もグヤーシュの下に敷かれたポテトパンケーキを食べましたが、シチューにもちっとした歯ごたえが加わって、好相性ですよ。ちなみにグヤーシュも名物料理です。隣国ハンガリーでも名物ですが、ポーランドはパプリカの一大生産地であり、しばしば道路沿いの露店で山積みにして売っています。そういう露店では、だいたい1kg2.5ズオティ(2016年現在、約60円)くらいの値段で買えるんですよ。

グヤーシュ(シチュー)の下にチラッとのぞいているのがパンケーキ グヤーシュ(シチュー)の下にチラッとのぞいているのがパンケーキ

「ピエロギ」はユーラシア大陸を横断する味?

隣国との共通項を感じる料理として「ピエロギ」というものもあります。小麦粉の生地で肉やチーズや玉ねぎなどの具材を詰めて茹でたものです。茹でずに揚げたり焼いたりするものもあり、ちょうど餃子のような感じです(形はもっと平たく小さいですが)。イタリアのラビオリやロシアのペリメニ、その他これによく似た料理はいろいろな国にありますね。小麦粉をたくさん食べるのですみやかにお腹いっぱいになります。ユーラシア大陸共通の味わい、といったところでしょうか。

このレストランでは、ひと皿に2種類の味のピエロギを盛り合わせていました このレストランでは、ひと皿に2種類の味のピエロギを盛り合わせていました

スープの中で最もおすすめなのは、これ!

寒いポーランドでは、伝統的に熱いスープが大好きです。簡単なコース料理を出すレストランでは、スタートはとにかく各種のスープです。スープもだいたいが素朴な味ですが、「ジュレック」というスープだけは、かなりめずらしいので、これは必食だと思います。ジュレックは発酵したライ麦の上澄みを使ったスープで、地味な見た目にそぐわず、酸味の効いた複雑な味わいが後を引きます。やはり発酵食品はいいですね。味の奥行きが、ふつうの野菜のスープよりワンランク上です。ゆで卵とソーセージが入っているのでお腹の満足度も高いんですよ。

この地味そのものなスープが、そんなにおいしいとは……! この地味そのものなスープが、そんなにおいしいとは……!

ボルシチが出るのはロシアだけではありません

ジュレック以外のスープで名物なのは、ビーツを使った赤いスープ「バルシチ」です。ロシア料理として有名ですね(ロシアではボルシチと呼びますが)。ポーランドでは肉や野菜の具材は食べずにスープを飲むことが多いようです。先ほど書いたピエロギを入れたり、具沢山のバルシチを供するお店もありと、見た目も味もかなり幅のあるスープです。次回は、パン、ビール、デザートのご紹介をします。(その3に続く)

そしてレストランのコースの最後には、たいてい甘いものが そしてレストランのコースの最後には、たいてい甘いものが