ユダヤ人居住区に伝わる、ベーグルの元祖とは

ポーランドの古都クラクフの名物として、「オブヴァジャーネック」という名前のパンがあります。ベーグルの元祖ともいわれている、伝統的な製法のパンです。生地をひねりながらリング状に成型し、ゴマやけしの実をトッピングしたもので、日本でもよく知られるベーグルより軽い食感です。クラクフには古くからユダヤ系の住民が多く住んでおり、彼らがもたらしたといわれています。オブヴァジャーネックは、スーパーなどにはなくて、広場や大通りなどの路上に露店が出ているのです。観光客もよく買っていますが、地元の人たちが日常的に買っているのをよく見かけますよ。

こんな屋台が、クラクフの広場に出ています こんな屋台が、クラクフの広場に出ています

ビールに「シロップ追加!」と注文するのが、地元流?!

ポーランド人は甘いものが好きなようで、ビールにも甘い果実のシロップやはちみつを入れることがあります。私は甘いビールには興味がないので、ひたすら地ビールを飲んでいましたが、近年、ポーランドはビールの消費量が伸びているそうです。とくにおいしいと思ったのは「ジヴィエッツ(Zywiec)」と「ティスキェ(Tyskie)」でした。夏のさわやかな気候の中で飲むビールは、ことのほかおいしいですよ!

クラクフの屋台。1ズオティ(約30円)でシロップを追加できます クラクフの屋台。1ズオティ(約30円)でシロップを追加できます

甘いもの好きには、ポーランドは天国!

甘いもの好きなポーランド人ですから、食後のデザートもケーキやアイスクリームをたっぷりと食べます。私もひととおり試してみましたが、料理同様、素朴で質実剛健、洗練されてはいませんが滋養たっぷりといったものです。ケーキ類は粉をたくさん使い、生クリームも大量。ジャムやフルーツソースもたっぷりです。ポーランドではベリー類の収穫が盛んなので、こうしたフルーツはいろいろな使い方がされています。お母さんの手作りケーキのような懐かしさがあって、ついつい食べ過ぎてしまいますよ。

どれもおいしそう! どれもおいしそう!

食べ過ぎに注意して、行ってらっしゃい

まだまだ紹介しきれないほど、おいしいものがいっぱいのポーランドですが、食べ物をざっくりと表現すると、「家庭料理風の温かみのある、素朴な味わい」といったところでしょうか。ワルシャワの高級レストランなどでは、見た目もプレゼンテーションも洗練された料理が楽しめます。また、ハンバーガーチェーンや中東系のケバブのサンドイッチ店、アジアンヌードルのお店などもあります。ここでご紹介したような、いかにもポーランドらしい料理と、これらの食事を組み合わせて食べ比べてみるのもおもしろいかもしれませんね!

ワルシャワの地下街にあった、アジアンフュージョンなレストラン ワルシャワの地下街にあった、アジアンフュージョンなレストラン