日本と縁の深い親日国、ポーランドに直行便が就航

2016年1月、成田とポーランドの首都ワルシャワを結ぶ、ポーランド航空の定期直行便が就航しました。ポーランドはヨーロパの中でも親日国として知られています。その理由は、第1次世界大戦でシベリアに抑留されていた765人のポーランド人の孤児たちを日本が救済し、日本で手厚く看護したのち、全員をポーランドに送還したという歴史に基づきます。そしてその時の恩を返すかの如く、ポーランドが1995年の阪神・淡路大震災と2011年の東日本大震災の時に、被災地の子供たちを招待し、もてなしてくれたことをみなさんはご存知でしたか?

カトリックの国ポーランドには美しい教会が多い カトリックの国ポーランドには美しい教会が多い

市民の情熱で復興を果たしたワルシャワ

このように縁の深い国ポーランドと直行便で結ばれたのですから、行かない手はありません。まずは玄関口となるワルシャワですが、旧市街が「ワルシャワ歴史地区」として世界遺産に登録されています。実はこの旧市街、第二次世界大戦中に破壊されてしまいました。しかし、終戦後、ワルシャワの人々は昔の絵画や写真などを元に、壁のレンガのひびひとつまで忠実に再現・修復し、中世の街並みを見事に復活させたのです。市民の復興への情熱が造りあげたこの都市を、見てみたいと思いませんか? 音楽ファンの方には、ワルシャワ出身の“ピアノの詩人”ショパンのゆかりの地巡りもおすすめです。夏の間は野外ピアノコンサートも開かれます。

美しい古都クラクフは郊外にも見どころがいっぱい

ポーランド第二の街クラクフは、ポーランド王国の首都だった都市です。こちらの旧市街は正真正銘の“本物”で、「クラクフ歴史地区」として世界遺産に登録されています。中世から残る建物を見ながら歴史を感じられる町を歩くのもいいですし、美しい出で立ちの女性の御者が案内する馬車に乗り、石畳に響く馬の蹄の音を聞きながら観光するのも雰囲気バツグンです。人気急上昇中のスポット、「シンドラーのリスト」の舞台になったユダヤ人ゲットーがあったカジミエーシュ地区にも足を運んでみましょう。また、第二次世界大戦最大の悲劇の場となったアウシュヴィッツや、世界遺産第一号のヴィエリチカ岩塩坑といった近郊の観光スポットも見逃せませんね。

山岳リゾートの穴場タトラ山地

アウトドア派の方におすすめなのは、スロバキアとの国境一帯に広がるタトラ山地でのハイキングです。クラクフからバスで2時間、タトラ山地の中心の町ザコパネは、山岳リゾートとして夏の間大いににぎわいます。わたしの一番のおすすめは、国境にそびえる1987mの大カスプロヴィ山。山頂までロープウェイで簡単にアクセスでき、大自然の絶景パノラマを手軽に楽しむことができます。ちょっとしたハイキングから本格的なトレッキングまで様々なコースがあり、夏のハイシーズンでもスイスやピレネーほど混雑することのないタトラ山地は、山好きには穴場的スポットといえるでしょう。