ロマン派の音楽家を追うロマンの旅

ポーランドを代表する有名人といえば……それは、フレデリック・ショパンかもしれません。いうまでもなく、前期ロマン派を代表する偉大な作曲家であり、ピアノ演奏家です。ワルシャワとその近郊で、ショパンを追う旅をしてみませんか? ショパンにゆかりの深いスポットを、エピソードとともにご紹介していきます。ショパンに興味のある人もない人も、読んでみればきっと行きたくなってきますよ!

これがショパンの生家です これがショパンの生家です

生家は田園風景の中にあります

まずはショパンの生まれた家に行ってみましょう。首都ワルシャワから西へ約54kmのジェラゾヴァ・ヴォラという村に、ショパンの生家があります。ワルシャワを離れると、あたりはすぐにのどかな田園風景となります。しかし、ショパンの生家に到着してみるとビックリ。ビジターセンターやレストランの入っている新築の建築が、とてもクールなのです。それもそのはず、2010年がショパン生誕200周年で、そのためにビジターセンターの建物を新しくしたのだそうです。お土産コーナーも気が利いたものばかりで、必見ですよ!

生家と好対照をなす、現代的な建築 生家と好対照をなす、現代的な建築

ピアノや食器はオリジナルではないですが、場所は本物!

生家といっても、門から入ってしばらくは広々とした庭園の中を歩くのです。庭園は美しく整備されていて、天気のいい日のお散歩にぴったりです。生家は、もともとはショパンの両親が住み込んでいたウォンチニスキ伯爵家の邸宅だったそうです。この邸宅は、第二次世界大戦でナチス・ドイツに破壊されてしまったため、戦後に復元したものです。ワルシャワに「ショパン博物館」がありますが、この生家は、ショパン博物館の分館として、自筆の楽譜の複製などの資料が展示されています。ショパンの生まれた部屋には、豪華な花が生けられた花瓶が置かれています。花の置かれたちょうどその場所が、まさにショパンの生まれたベッドのあったところだそうですよ。

「この場所でショパンが生まれたのか」……感慨深くなります 「この場所でショパンが生まれたのか」……感慨深くなります

夏の旅行なら日曜日が狙い目です

ここで開かれる、夏季限定のコンサートもおすすめです。5月〜9月末の毎週日曜日、12時からと15時からの2回ずつ、生家の中にあるグランドピアノを使ってピアニストが演奏します。演奏する音楽は、公園内全体にも流れるんですよ。室内の座席で聴く場合はチケットを購入しますが、生家の外で聴く場合は無料です。私は庭園を歩きながら聴きました。訪れたのがちょうど緑あふれる季節だったので、ひときわ気持ちのいい音色に聞こえましたよ! (その2に続く)

夏は庭園も緑が濃くなって素敵です 夏は庭園も緑が濃くなって素敵です