ショパンを気軽に。ワジェンキ公園のショパン像に集合〜!

「ショパンの音楽のルーツを知る旅へ その2」からの続きです。せっかくショパンが生まれ、生涯愛し続けた国・ポーランドを旅するなら、ショパンの音楽を生演奏で聴きたいですよね! 首都ワルシャワでは、さまざまな会場でショパン・コンサートが開かれています。特に夏の観光シーズンは、ショパンを聴けるチャンスが多いですよ。代表的なのがワジェンキ公園のショパン像のある広場での野外コンサート。5〜9月の毎週日曜日の12時からと16時からの2回開かれます。

夏のワジェンキ公園は、散策にぴったりです 夏のワジェンキ公園は、散策にぴったりです

多くの日本人演奏家も参加しているそうです

ワジェンキ公園のコンサートのよさは、無料なことと、開放感たっぷりの雰囲気でしょう。ワルシャワの夏はさわやかで、芝生に寝転ぶのもいい気分! 「クラシック音楽を聴く」とはとても見えないようなラフな格好で、堅苦しくなくピアノの音色を楽しめます。市民の憩いの場でもあり、ショパンの音楽が人々の生活に浸透していることも窺えます。

奏者の力量はバラバラ、そこはご愛嬌のミニコンサート

また、夜のプライベート・コンサートもおすすめです。B&Bに併設されている「ショパン・サロン」では、毎日19:30から小さなコンサートが開催されています。旧市街の洗礼者ヨハネ大聖堂の近くにあるサロン「タイム・フォー・ショパン」では、毎日18時から開催。これらの小さな会場は、入場料が50〜60ズオティ(約1500〜1800円)と良心的な金額で、プライベート感のあるひとときを過ごせます。

私が聴きに行ったのはこのビル(ポーランド語だけの表記ですが) 私が聴きに行ったのはこのビル(ポーランド語だけの表記ですが)

ミニコンサートは予想以上に素晴らしいものでした

私も、そんな小さなショパン・コンサートに出かけてみましたよ! 会場はサスキ公園の北側に面した「ポーランド音楽出版社ビル(Polskie Wydawnictwo Muzyczne)」。クラクフに本社のある、音楽出版社です。石造りのどっしりしたビルの3階に上ると、演奏会場がありました。小さいけれど美しい内装の部屋で、1時間ほどのピアノの演奏を聴くことができました。ピアニストは19歳の男性。若さに似合わない落ち着いた外見です。しかし、演奏はロマンティックで情熱的。若い演奏家ならではのショパンです。

ムードいっぱいの演奏会場 ムードいっぱいの演奏会場

生地ワルシャワで聴くショパンは、きっとひとあじ違うはず……

演目のほとんどが知っている曲でしたが、初めて聴いた曲もあり、胸を締め付けられるようなショパンらしい旋律に、またショパンが好きになりました。その曲の入っているCDを販売していたので、1枚買いました。演奏はもちろん、19歳のピアニストです。彼のサインも入れてもらい、すてきな旅土産になりましたよ。こんなふうに、いつも新しい発見や感動があるのが音楽です。旅先で音楽を聴く時間を持つのはいいものですよ。ショパンの町ワルシャワでは、ぜひコンサートへお出かけください。(その4に続く)

19歳には見えない、落ち着いた方でした 19歳には見えない、落ち着いた方でした