何気なく耳に入ってくるBGMはショパン

「ショパンの音楽のルーツを知る旅へ その4」からの続きです。ポーランド、とりわけ首都ワルシャワにいると、ショパンが市民に深く愛され、その愛情がこの国に浸透していることが感じられます。たとえば2016年に初めて成田〜ワルシャワの直行便が就航した、LOTポーランド航空。着陸時に、機内ではショパンの曲が流れます。ワルシャワの空港は、その名も「ワルシャワ・フレデリック・ショパン空港」です。また、ポーランド版新幹線の「EIP(エクスプレス インターシティ プレミアム)」でクラクフ〜ワルシャワ間に乗車しましたが、やはりこの時も、停車駅ごとのアナウンスに、ショパンのノクターンが流れていました。

ショパンの生家に置かれているピアノ ショパンの生家に置かれているピアノ

「ショパン・チェア」を探してみよう

ワルシャワを歩いていると、黒い石のベンチをたまに見かけます。近づいてみると、座面に文章とボタン、そしてバーコードが。ボタンを押すとショパンの名曲が流れてきます。これは「ショパン・チェア」と言われる椅子で、ショパンにまつわる各スポットに置かれ、その場所の解説が各国語で書かれているのです。ショパンゆかりの地に座りながら、ショパンの曲をその場で聴けるんですよ!

これがショパン・チェア。熱心に写真を撮る影が…… これがショパン・チェア。熱心に写真を撮る影が……

セルフィーがうまく撮れたらラッキー!

また、バーコードをリーダーで読み取ってみると、無料アプリでした。「SELFIE WITH CHOPIN」というアプリと、「CHOPIN IN WARSAW」というアプリです。なんと日本語です。ショパン(の絵)と一緒にセルフィーを撮れたり、解説を読みながらショパンの足跡をたどることができるのです。私もさっそくやってみましたが、……何がいけなかったのか、ショパンは私と一緒に写ってくれませんでした……。あらかじめ、日本から入れていくのがいいのかもしれません。けれども現地でダウンロードしたセルフィーのアプリは、旅の記念として今でもスマホに入れてあります。あなたもぜひ、ショパンと一緒のセルフィーにトライしてみてください。セルフィースポットは、サスキ公園、フレデリック・ショパン博物館、ショパン空港などです。

ショパンの行きつけレストラン「ホノラトカ」のメニュー ショパンの行きつけレストラン「ホノラトカ」のメニュー

ポーランドで、またショパンに恋をするかも

ご紹介しきれなかったショパンゆかりの場所はまだまだあります。というより、書ききれなかった場所の方がずっと多いのです。ショパンはポーランド国民の誇りでしょう。生まれてから人生の半分までしか祖国にいなかったショパンですが、人一倍の愛国心を持ち、ポーランド人としての矜持を生涯忘れなかった人です。ポーランド国民は、なによりもそのことに強い共感を持っているに違いありません。私もポーランドを旅してみて、ショパンをいっそう近くに感じられました。あなたもショパンを探す旅に出てみませんか?

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