EIPに乗りに行こう!

旅先で長距離列車に乗ることそのものを、旅の楽しみの一つにしている人は多いと思います。そんなあなたに、かなり渋めの長距離列車のご紹介をしましょう。ポーランドの新幹線ともいえる、高速鉄道EIP(Express Intercity Premium)です。開通は2014年12月。まだまだポーランドへ行く日本人は少ないので、「EIPに乗った!」と言うと、きっと鉄道ファンの旅行者に自慢できますよ!

鉄道好きの心をくすぐる面がまえです! 鉄道好きの心をくすぐる面がまえです!

ペンドリーノを導入した、国内最速列車

EIPは、イタリア製の車両「ペンドリーノ(動力分散式高速列車)」を採用しています。最高速度は時速250kmといわれていますが、現在のところ、そこまでのスピードは出していないようです。全席指定で、従来からある「EIC(Express Intercity)」の路線の中でも、特に乗降客の多い区間に導入されました。旅行者にとっての主要観光地であるワルシャワ〜クラクフ間を、約2時間20分で結びます。私も、クラクフからワルシャワまで、一等車両に乗ってみました。ちなみに、私は利用していませんが、ワルシャワから乗る場合、一等の乗客は待合室「PKP(ペカペ)ラウンジ」を利用できるんですよ。

びっくりするおいしさだったクロワッサン びっくりするおいしさだったクロワッサン

車内サービスは上々!

一等も二等も、オープンサロンタイプです。一等の座席は、通路をはさんで1席と2席の並びで、横に3列。二等では横に4列となります。席に着くと、お皿に載ったおしぼりが配られて、乗務員が軽食の希望を聞きに来ます。まるで飛行機みたいです。朝食のあとすぐに乗ったので食べきれませんでしたが、配られた2個の大きなクロワッサンは、温められていて、さくらんぼのジャムもとてもおいしかったですよ。カトラリーもプラスチックではなく、ちゃんとした金物です。1本ずつミネラルウォーターが配られ、それとは別に、オレンジジュースやコーヒー、紅茶などが給仕されます。なお、二等でもドリンクサービスがついています(カップは紙ですが)。食堂車もありますが、だいぶ高いようですね。

「おかわりください!」と言いたくなる、フレッシュなコーヒーサービス 「おかわりください!」と言いたくなる、フレッシュなコーヒーサービス

新しくてきれいな車両に、みんな満足

延々と広がるポーランド中央部の平原を眺めているうちに、ワルシャワに到着。停車駅ではポーランドが生んだ作曲家ショパンのノクターンが流れ、優雅な気分になりますよ。トイレも快適ですし、読書灯や座席ごとのゴミ箱や充電のコンセントなど、至れり尽くせりの列車です。ただし、車内Wi-Fi環境は十分とは言い難かったです。

コーヒーにお菓子もついてきました コーヒーにお菓子もついてきました

一等、二等、どちらを選びますか?

人気路線ですから、夏の繁忙期には予約は必須でしょう。ポーランド国鉄のホームページから予約をするのが一番安上がりですが、高くなっても日本語ページから予約をしたい方は、旅行代理店、ヨーロッパ鉄道チケットセンターHP、レイルヨーロッパHPなどからどうぞ。ワルシャワ〜クラクフ間は、一等で7000円弱、二等で2000円弱でした(2016年現在)。家族連れには、コンパートメントもおすすめですよ!

ワルシャワに到着! ワルシャワに到着!