もしも海外旅行中に歯が痛くなったら……

海外で長期旅行もしくは滞在をする場合、やっかいなのが虫歯です。「痛いけど病院に行きたくなくて我慢していたら、どんどんひどくなった」という経験をもつ人もいるでしょう。歯医者に行くだけのために、旅の途中でわざわざ航空券を買って日本へ帰った人にも会いました。かく言う私も、旅行中さまざまな国で歯医者に行き、または歯医者に行かなかったことから辛い思いをした者です。今回は自身の経験をふまえて、旅先での歯と歯医者についてお話します。

海外の歯医者、なるべく行かないですむように、そして痛くなったら早めに行きましょう 海外の歯医者、なるべく行かないですむように、そして痛くなったら早めに行きましょう

夜行の飛行機やバスに乗るときは歯ブラシ持参で

海外で虫歯がひどくなる原因は何でしょう。自分のケースを振り返ると、欠けた歯をきちんと治療しないままだったり、夜行バスや列車、飛行機に乗る際歯を磨き忘れたりということが挙げられます。不運にも、かつて治療したはずの虫歯がまた痛み出すこともありました。長期で海外へ行く前には、まず歯の徹底的な治療をこころがけたいものです。そして磨き忘れを防ぐために、夜行の乗り物に乗る前には荷物から必ず歯ブラシを取り出しておきましょう。私はそうしてペットボトルの水を使い、寝るまでに磨くようにしています。

旅先の治療は基本的に応急処置

いよいよ痛くなってしまったらどうしたらいいでしょうか。ある医師はクローブ油を塗ることを勧めていますし、ニンニクを歯茎の奥に入れるといいと教えてくれた人もいました。しかし根本的な解決にはならないので、なるべく早く病院に行くほうがいいでしょう。国によってはより大きな都市で治療したほうが安心度が高いです。ただし、旅の場合、日本でのように週に一度通うなどということはできないので、たいてい1、2回で終わり。つまり応急処置なので、帰国してから改めて歯医者に行く必要があります。

ひどい歯痛もけろりと治ることも

ヨーロッパを旅していたとき、それまでに経験したことのないものすごい痛みに襲われたことがあります。一度痛みがやってくるとまるで発作のようになり、他のことが何もできずに1時間ほど苦しみにうめいていたのです。毎日そういう発作が起きる状態だったのに、医者に行く気がせずしばらく旅をしていました。そしてポーランドの首都ワルシャワに着いたのを機に歯医者へ。するとあれだけひどかった痛みが、一瞬にして取れたのです!躊躇せずもっと早く行っておけばよかったと思いました。海外で歯医者に行くのは不安もありますが、我慢しすぎても旅は楽しめないもの。医療費が高くて行けない場合もあると思いますので、心配であれば虫歯の治療をカバーしている旅行保険に入っておくことをおすすめします。