「ズオティ」を見たことがある人は少ないでしょう……

海外旅行先が決まった時、ちょっぴり心配なのが「両替」や「チップ」といったお金の問題。私も、2016年の夏休みの旅行で初めてポーランドに行った時には、人に聞いたり自分で失敗したりしながら、ポーランドの通貨「ズオティ」に慣れていきました。EUに加盟していながら、なかなかユーロが導入されないポーランド。独自通貨ズオティは、ユーロを使い慣れている人には最初は面倒に感じるかもしれませんが、中世から続く歴史ある貨幣なんですよ。

バーでメニューにないカクテルを作ってもらったので、少しチップを置きました バーでメニューにないカクテルを作ってもらったので、少しチップを置きました

ショパン空港での両替状況

日本から直接ポーランドへ入る場合(成田からワルシャワへの直行便が就航しています)、まずは日本円を空港で両替する人が多いと思います。しかし、ワルシャワのショパン国際空港では、両替所では信じがたいほど換算率が悪いのです。市内まで行き、駅などの両替所を利用すると1ズオティがだいたい28〜30円ほどですが(2016年現在)、空港では40円なのです! 現金がどうしてもすぐに必要な人は、空港での両替は最低限にしておきましょう。

有料トイレ用の小銭はいつもきちんと用意しよう

コンビニを含むショッピングやレストランでは、クレジットカードが問題なく使えますが、現金が必要なのは、トイレなどのチップです。まちなかにある公衆トイレは有料です。ほとんどのトイレでは1ズオティを払いますが、たとえばアウシュヴィッツのような一大観光地になると、1.5ズオティ程と少し値上がりします。日本人の感覚では、トイレにいちいちお金を払うのは慣れない習慣ですが、ポーランド人の皆さんはきちんと払っているので、いつでも小銭を用意しておき、気持ち良く使わせてもらいましょう。

観光客でにぎわうアウシュヴィッツ。トイレはやや割高 観光客でにぎわうアウシュヴィッツ。トイレはやや割高

チップの目安となる数字を挙げます

サービスに対するチップは、義務ではないので、そのときに応じて自分で裁量すればいいことです。ここでは大体の目安を記しておきます。ホテルのベッドメイクに対するお礼は4ズオティ。ルームサービスや氷を持ってきてもらった時は4〜8ズオティ。レストランでのちょっとした現金でのチップは4〜5ズオティ、コーヒーだけなら1ズオティ程度です。タクシーは4〜5ズオティ、近距離であれば3ズオティくらいです。

こんな広々した通りでトイレは? 大丈夫、ちゃんと公衆トイレがあります こんな広々した通りでトイレは? 大丈夫、ちゃんと公衆トイレがあります

チップは心。あまり堅苦しく考えないで

くりかえしますが、この金額はあくまでも目安です。チップの数字に縛られると、気になってしまって旅を楽しめません。お釣りの小銭をちょっと相手に戻すくらいでもかまわないと思います。日本人によくある傾向ですが、「少ないとケチだと思われて恥ずかしいから、とにかく多めに渡しておこう」というのは変ですよね。ちょっと頭の隅にこの目安を入れて、美しいポーランドをのびのびと歩きましょう! なお、ズオティはなるべく使いきりましょう。国外に持ち出すと再両替は難しいです。ユーロではない通貨「ズオティ」は、少額のコインなら旅のいいお土産になるかもしれませんね。