世界遺産ジェロニモス修道院すぐそばの老舗洋菓子店

ポルトガルの首都リスボンには魅力的な観光スポットがたくさんありますが、航海者ヴァスコ・ダ・ガマの偉業をたたえて16世紀初頭に建てられたジェロニモス修道院は、その中でも随一の人気をほこる世界遺産です。リスボンを観光するほとんどの方は見学されると思います。そのジェロニモス修道院観光と併せてぜひ立ち寄っていただきたいのが、そこから徒歩5分ほどのところにある洋菓子店「パステイス・デ・ベレン」です。リスボン市街地へ戻る列車駅までの道のりの途中にあり、店の前には行列ができているので、知らず知らずのうちにたどり着く方もいらっしゃるかもしれません。さて、このパステイス・デ・ベレンはいったいなぜこんなにも人気なのでしょう?

店の前にはいつも行列ができているパステイス・デ・ベレン 店の前にはいつも行列ができているパステイス・デ・ベレン

日本でも話題のスイーツ、エッグタルト発祥のお店

それはこのお店が、近年日本でも話題を集めているスイーツ「エッグタルト」を最初に売り出したお店だからです。エッグタルトはもともとジェロニモス修道院の修道女たちによって作られていたとされています。洗濯の際に「卵白」を使っていたころ、「卵黄」を無駄にしないために発明されたのがそもそもの始まりだそうです。日本ではエッグタルトと呼ばれていますが、ポルトガル語ではパステル・デ・ナタ、またはパステル・デ・ベレンと呼ばれます(パステイスは複数形)。1837年創業のパステイス・デ・ベレンは、これを商品化して初めて売り出したお店、しかもレシピはジェロニモス修道院直伝ということで、世界的に有名な洋菓子店なのです。

店内は大賑わい、時間がないなら持ち帰りで!

パステイス・デ・ベレンはさすが世界的な名店とあって、お昼時には店の外まで行列ができています。どうしても歴史的な老舗の中でスイーツを味わいたいということであれば、列に並び、お店の人に案内してもらえるのを待つしかありません。ですが、「とりあえずエッグタルトが食べられればOK!」ということであれば、持ち帰り用カウンターの列に並ぶといいでしょう。こちらはどんどん列が進んでいくので、人が多くてもさほど時間をかけずに購入できます。さらには、商品が次から次へとすごい勢いで売れていくので、基本的に焼きたてが食べられます! もちろん1個から購入できます。また、エッグタルトと一緒に個別包装されたシナモン粉も提供されますが、けっこう量が多いので、いきなり全部はふりかけないほうが無難です。世界遺産の観光後にぜひポルトガルの歴史的銘菓を楽しんでみてください!