イベリア半島最大の巨石遺跡がポルトガルに

ストーンヘンジといえばイギリスが有名です。しかし、実はポルトガルにもあるのをご存知でしょうか。リスボンから北東へ約170km。カステロ・デ・ヴィデという小さな町の近郊に、そのストーンヘンジは立っています。ここではメニール・デ・メアダと呼ばれています。この遺跡はイベリア半島最大の巨石遺跡だといわれていますが、実はポルトガルには、アンタと呼ばれる巨石遺跡が数カ所存在しています。日本ではあまり知られていませんが、イベリア半島は巨石文化の土地だったのですね。

ポルトガルにも古代の遺跡ストーンヘンジがあった! ポルトガルにも古代の遺跡ストーンヘンジがあった!

イギリスのストーンヘンジよりもずっと古い

ポルトガルはコルクでも有名ですが、そのコルクを採取するコルク樫の林の中を進んでいくと、メニール・デ・メアダの石がどんと立っているのが見えてきます。高さは7m。人差し指のような形をしています。紀元前7000年〜3000年紀頃の新石器時代に立てられたものだといわれているので、それが事実だとすればイギリスのストーンヘンジよりずっと古いことになります(イギリスは紀元前2000年頃)。旧石器時代には、寒さから逃れるためにイギリスからイベリア半島に渡ってきたそうなので、もしかしたら両方のストーンヘンジをイギリスの住民が造った可能性もあるかもしれません。

巨石遺跡のマニアにお勧めのドルメン

この付近にはもう一つの巨石遺跡ドルメンがあります。石を組み合わせたπ型の遺跡です。広大な牧草地の中にぽつんとあるこの遺跡は、訪れる人もほとんどなく、静かにたたずんでいるだけです。紀元前4000年〜3000年頃のものだそうですが、緑の牧草地のなかに積まれた石の遺跡を見ていると、古代の人々がここでどのような生活をしていたのか、のんびりと想像するのも楽しいひとときでしょう。それを邪魔するような人はここには誰もいません。アクセスは公共のバスはなく、タクシーだけで少々不便ですが、巨石遺跡のマニアはお見逃しなく。