絶景を求めて「7つの丘の街」を歩こう

坂の多い古い街が好きです。迷路のように入り組んだ細い路地を、気の向くままに歩きます。『あの坂を上ったところには何があるんだろう』『あそこまで上ったらどんな風景が見渡せるんだろう』と思うと、坂道を上るのも苦になりません。ポルトガルの首都リスボンはそんな路地歩きの楽しい‘坂の街’のひとつで「7つの丘の街」と呼ばれています。白い壁とオレンジの屋根の家並みが続く旧市街を見渡せる展望台があちこちにあるので、素晴らしい絶景を求めて、えっちらおっちら、坂道を上ってみましょう。

「7つの丘の街」リスボンの旧市街を見渡す絶景ポイントはここがおすすめ!!(前編) 「7つの丘の街」リスボンの旧市街を見渡す絶景ポイントはここがおすすめ!!(前編)

人気の観光スポット「サンタ・ジュスタのエレベーター」の展望台

街の中から一番アクセスのよい展望台は、ロシオ広場からオウロ通を南に入ったところにある「サンタ・ジュスタのエレベーター」です。エッフェル塔を造った建築家エッフェルの弟子によって、1902年に造られました。高さ45メートルの鉄塔のなかをレトロな木造のエレベーターが上下し、このエレベーター自体がリスボンの見どころのひとつとなっています。エレベーターを昇り、さらにそこかららせん階段を上ってみましょう。眼下にバイシャ地区の街並みと、正面にサン・ジョルジェ城が見えます。ここから見える夜景もおすすめです。

あのCMの舞台はここ「サン・ペロド・デ・アルカンタラ展望台」

ロシオ広場からコメルシオ広場までの一帯はバイシャ地区と呼ばれていますが、これは‘低いところ’という意味。そして、バイシャ地区の西の丘の上は‘高い地区’を意味するバイロ・アルトと呼ばれています。このバイロ・アルトにある展望台「サン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台」へは、麓から歩いてもいいし、歩きたくない人はグロリア線のケーブルカーを利用するといいでしょう。この展望台からの眺めは、サンタ・ジュスタのエレベーターの上からの眺めよりももっと視界が広がり、旧市街全体を見渡すことができます。ちなみに、消臭剤のCMで西川貴教とミゲル君が『ラララーラララー』と歌っている場所はここなんですよ。

天気のいい日の午前中はここへ「サン・ジョルジェ城」

バイシャ地区の東の丘一帯はアルファマ地区と呼ばれ、リスボンでも最も古いエリアです。この丘の上に聳える堅固な城塞が「サン・ジョルジェ城」。バイシャ地区から路地を上っていくこともできますが、歩きたくない人はフィゲイラ広場から737番のバスがお城の入り口まで運んでくれます。ここからは、バイシャからバイロ・アルトまでの街並みと、左手にテージョ川、そして遠く4月25日橋までの一大パノラマが見渡せます。順光の光が射すのは午前中なので、晴れた日の午前中に訪れるのがおすすめです。(後編に続く)