おすすめはバカリャウ料理

(その2から続く)ベレン地区からふたたび15番のトラムに乗り、コメルシオ広場で下車しましょう。周辺には飲食店が多くあります。リスボンの外食はハズレなしと言われるとおり、どこで食べてもおいしいです。ふらっとどこかの食堂に入ってみましょう。おすすめはバカリャウ料理。これは干しタラを戻して使った料理です。コロッケ(Pasteis de Bacalhau)やグラタン(Bacalhau com natas)、タマネギとフライドポテトの卵とじ(Bacalhau a Braz)などぜひ試してみてください。そして午後からもまた街歩きです。コルメシオ広場から東に向かって歩いていくと、10分もかからずに大聖堂が見えてきて、それを過ぎればアルファマ地区です。リスボンの下町の雰囲気がムンムンと漂ってきます。大聖堂の脇から28番のケーブルカーに乗るもよし、階段を歩いて登るのもよし、洗濯物の翻る狭い道をサン・ジョルジュ城を目指して歩きます。

地図を片手にポルトガルのリスボンの街歩き〜世界遺産から絶景、下町を行く(その3) 地図を片手にポルトガルのリスボンの街歩き〜世界遺産から絶景、下町を行く(その3)

アルファマ地区とアズレージョ博物館に行く

途中の見所は、二つの鐘楼をいただくサン・ヴィンセンテ・デ・フォーラ教会です。外は簡素な造りなのですが、敷地内に隣接する修道院は、ポルトガルらしいアズレージョのブルーのタイルの装飾が美しく、必見です。屋上からはテージョ川とアルファマ地区の家々の密集具合が見てとれます。そしてサン・ジョルジュ城ですが、特に週末は長い行列ができることで有名です。あまりに暑い夏の日などは、入場をあきらめざるを得ないかもしれません。それよりも眺めのいい場所にあるカフェを探して、ビールなどを飲んだほうがよさそうですね。あるいはアルファマ地区をうろついてみる。「FADO」の看板があちらこちらにあるのを見かけます。夜、どのお店に来ようか、下見しておくのもいいでしょう。そして、サンタ・アポロニーア駅からバス(718、742、794番)で国立アズレージョ博物館に行ってみましょう。この博物館の展示されているアズレージョは圧巻です。

夜はファドを聞きにふたたびアルファマ地区へ

一旦ホテルに戻り、夜8時過ぎくらいまで、体を休めておくといいですね。リスボンの夜は長いですから。ロシオ広場の隣のフィゲイラ広場から12番のトラムに乗って、アルファマ地区を目指します。細い路地をトラムは行きます。昼間チェックしておいたファドの店の近くで下車しましょう。ファドレストランの有名店は、『クルベ・デ・ファド(Clube De Fado)』。ファド・レストランの食事は値段が高めなので、飲み物だけを注文して、ファドを聞いてもいいのですが、この名店はバカリャウ料理でも有名です。ぜひお食事もご堪能あれ。『ファド・マイオール(Fado Maior)』は、ざっくばらんなファドレストランで、ポルトガルの魚介類の鍋料理カタプラーナが名物です。あちらこちらからファドが聞こえるアルファマ地区の夜、音に誘われ、入店し、ワインと哀愁溢れる音楽に身を浸してみてはどうでしょう?