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海外現地発ガイド通信

ドウロ川の流れるポルトガル第2の都市・ポルトで欧州屈指の強豪・FCポルトを観る!


掲載日:2008/08/04 テーマ:歴史 行き先: ポルトガル / ポルト

タグ: すごい! サッカー スタジアム 世界遺産


列車のゲートウェーは2つ、繁華街に近いのはサンベント駅

ポルトといえば、ドウロ川。大西洋に流入するドウロ川の北岸の丘陵地帯に開けた町だ ポルトといえば、ドウロ川。大西洋に流入するドウロ川の北岸の丘陵地帯に開けた町だ

前回から通常のサッカー観戦情報に戻ったこの企画。今回は約2ヶ月ぶりにポルトガルを取り上げたい。ポルトガルの3強といえば、スポルティングとベンフィカ、そしてポルト。ジョゼ・モウリーニョ監督(現インテル)率いるFCポルト(Futebol Clube do Porto)が03-04シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(UCL)を制覇したのは記憶に新しいところ。このクラブのあるポルトの町の紹介から話を始めたい。
人口約26万人の「ポルト(Porto)」はリスボンに次ぐポルトガル第2の都市。英語やスペイン語では伝統的に「オポルト(Oport)」といわれる。列車のゲートウェーは2つあり、1つがカンパーニャ駅(Estacao de Campania)、もう1つがサンベント駅(Estacao de San Bento)だ。リスボンから来る特急列車の多くはカンパーニャ駅に着く。こちらはやや繁華街から遠いので、普通列車に乗ってサンベント駅へ出るといい。

サンベント駅から世界遺産のポルト歴史地区、ドウロ川やワイン蔵は徒歩で回れる

旧市街は世界遺産にも指定されている。起伏が多く、歩くのが大変だ 旧市街は世界遺産にも指定されている。起伏が多く、歩くのが大変だ

サンベント駅からはリベルダーデ広場(Praca de Liberdade)、グレリゴス教会(Igreja dos Clerigos)、ボルサ宮(Palace da Bolsa)など、世界遺産のポルト歴史地区まで容易に歩いていける。暴れ川として町の人々を悩ませてきたドウロ川もすぐそこ。ドン・ルイス1世橋(Ponte de Dom Luis 1)から見渡す川の流れとポルトの町はまさに圧巻。欧州選手権(ユーロ)2004の開催時には、このあたりはつねに各国サポーターで賑わっていた。この橋を渡ってさらに進むと、かの有名なポルトワインの蔵が林立している。今から7年前の春、2002年日韓ワールドカップ欧州予選・ポルトガル対オランダ戦取材の空き時間を使って、ワイン製造工程の見学と試飲に出かけたのだが、昼間飲んだワインが利いてクラクラになった記憶がある。飲みすぎにはくれぐれも注意しましょう!

ポルトにある2つの名門クラブ。その1つがボアビスタ

ポートワインの蔵では見学とともに試飲も可能 ポートワインの蔵では見学とともに試飲も可能

本題のサッカーに話を移すと、実はポルトの町には2つの名門クラブがある。1つがポルトでもう1つがボアビスタ(Boavista FC)だ。ボアビスタは1903年に設立され、近年では00-01シーズンにポルトガル・スーペルリーガ(Super liga)優勝。02-03シーズンにはUEFAカップで準決勝に進出している。その時敗れたのが中村俊輔と水野晃樹のいるセルティックだった。ユーロ2004の際も彼らの本拠地「エスタディオ・ド・ベッサ(Estadio do Bessa=約2万8000人収容)」が使われている。だが、その後は深刻な資金難に見舞われ、チーム力が低下。今季は2部リーグ相当のリーガ・デ・ホンラ(Liga de honra)でプレーする。

FCポルトは過去3年間連続ポルトガル王者。UCL常連クラブとしても有名

かつてFCポルトの本拠地だった「エスタディオ・ダス・アンタス」。2002年日韓ワールドカップ予選、ポルトガル対オランダ戦が行われた かつてFCポルトの本拠地だった「エスタディオ・ダス・アンタス」。2002年日韓ワールドカップ予選、ポルトガル対オランダ戦が行われた

もう一方のポルトだが、UCL常連クラブとして世界中に知られている。発足は1893年。初代会長のニコラウ・デ・アルメイダはポルトワインの輸出業者でサッカーと出会ったという。貿易港として繁栄するこの町の経済力をバックにクラブは成長。1980年代以降は毎年のようにスーペルリーガで優勝している。過去にはポルトガル黄金世代のDFだったフェルナンド・コウトや03-04シーズンUCL制覇の立役者となったデコ(現チェルシー)やマニシェ(インテル)が在籍。今回のユーロ2008でも活躍したクアレスマらは今季もこのクラブで戦う。ポルトで飛躍し、イングランドやイタリア、スペインのビッグクラブに買われていく選手も多いだけに、「未来のスターの発掘場」としてこのチームを見るのも興味深い

ホームの「エスタディオ・ド・ドラゴン」でポルトの長い歴史に触れる

現在のFCポルトの本拠地「エスタディオ・ド・ドラゴン」。旧スタジアムの横に2003年に建設された 現在のFCポルトの本拠地「エスタディオ・ド・ドラゴン」。旧スタジアムの横に2003年に建設された

彼らの本拠地はエスタディオ・ド・ドラゴン(Estadio do Dragao)。ユーロ2004の準決勝・チェコ対ギリシャ戦など名勝負の舞台になった約4万8000人収容のスタジアムだ。もともとのホームはエスタディオ・ダス・アンタス(Estadio dos Antas)で、もう少しこぶりな競技場だった。ここで2001年春にポルトガル対オランダ戦を見たのだが、古い割には非常に臨場感と趣のあるいい施設だった記憶がある。その後、ユーロのために隣の敷地に2003年に完成したドラゴンにホームを移したが、今でもアンタスを懐かしむサポーターは多い。とはいえ、ドラゴンのスタンドは急で、どの座席に座っていても非常に見やすい。UEFAの5つ星競技場に名を連ねるだけの見事な設計だ。ここで試合を見るのは贅沢かもしれない。ぜひ一度は足を運びたいものだ。
ポルトは国内リーグではここ3シーズン連続優勝を飾っていて、今季も優勝候補筆頭に挙げられるだけに注目だ。UCLを観るという選択肢もあるし、ポルトとボアビスタのリーグ戦を日をずらしながら見ることも可能だ。サッカーを満喫し、世界遺産の町を歩き、ポルトワインを堪能する。その全てを満たすことができる町こそ、このポルトなのだ。

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2008/08/04)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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