page top

出発エリアをに変更しました。

海外旅行の検索・比較サイト|エイビーロード
AB-ROAD
ポルトガル・ポルト・世界遺産の現地ガイド記事
RSS

海外現地発ガイド通信

青空にカモメ飛びかう世界遺産の街、ポルト


観光客ウェルカムな雰囲気

ドンルイス1世橋の上からの眺め。ここからさらに旅に出たくなる ドンルイス1世橋の上からの眺め。ここからさらに旅に出たくなる

普段は在住国フランスの現地ガイド記事を担当していますが、今回はポルトガル北部にある第二の都市、ポルトを観光客目線でリポートしたいと思います。ポルトガルといえばフランシスコ・ザビエル、鉄砲、クリスティアーノ・ロナウド、カステラ、エッグタルト、南蛮漬けぐらいのキーワードしかなかったのですが、実際に訪れたポルトの街が気に入りました。風情ある街並み。漂うのんびりとした雰囲気。日本人の口に合いやすいお米やシーフード料理。高低差があり坂が多いですが、観光しやすい大きさでよくオーガナイズされていると思います。

訪れたのは7月中旬。空港と街の中心部のアクセスは、タクシー利用で、渋滞もなく20分ほどで到着。運転手さんは流暢な英語を話します。ホテルスタッフも滑らかな英語を話し、フランス語、スペイン語もOK。カタコトではなく、きっちり会話として成立します。相手側の言語に切り替えて話してくれるのにはびっくりです。ホテルやレストラン、カフェなどのサービス業従事者になぜそんなにマルチリンガルなのか、しかも上手なのか聞くと「学校で習うので」とシンプルなお答え。続いて「でも日本語は話せないよ」と謙遜します。

最推しはおいしく新鮮なシーフード

イワシのフライとリゾット。塩気とトマトの酸味がきいていて美味 イワシのフライとリゾット。塩気とトマトの酸味がきいていて美味

ポルトガルといえばシーフードです。レストランのメニュー表は、ポルトガル語、英語、フランス語、スペイン語表記があるところが多かったです。
誰に聞いてもこれは食べなきゃと勧められたのがCodfish、タラの料理です。たいていのレストランにあります。付け合わせにフライドポテトや目玉焼き、サラダなどがつくのが一般的です。パン屋さんではタラ入りコロッケが売っていて気軽に味わえるようになっています。いずれもほどよく塩味がきいて美味。イワシのフライや、タコやエビのプレートやサラダもありました。筆者が食べたタコ料理は、タコとパセリとオニオンソースあえ。これが日本で食べている歯ごたえがあるタコとは違う食感で、とっても柔らかく仕上げられていました。この他、Franceshinhaという料理。食パンにステーキ、ベーコン、目玉焼きが挟まっていて、上からたっぷりととろけたチーズとソースがかかっています。ソースはちょっぴりピリ辛でした(風味は店による)。これだけでもかなりのボリュームで、付け合わせはやっぱりフライドポテト。人気店は行列ができるほどですが、これは1回食べれば十分だと思います。美味しいシーフードを楽しみましょう。

ドンルイス1世橋とドウロ川

乗船待ちの行列。ドンルイス1世橋を走るトラムが見える 乗船待ちの行列。ドンルイス1世橋を走るトラムが見える

街を流れるドウロ川。両岸には飲食店を中心とした古くカラフルな建物が続き、窓には洗濯物がヒラヒラなびいています。土産物を売るスタンドがずらっと並び、コルクのポーチやバッグ、鮮やかな色合いのテーブルクロスやタオルやタイル、お皿などが陳列されています。
人々の話し声、空を舞うカモメの鳴き声、そして誰かが演奏する音楽などが聞こえてきます。静かではありませんが、うるさい不快な感じはしないのが不思議なのです。

クルーズ船も行き交うドウロ川にかかるのは1886年に造られたドンルイス1世橋。歩行者は高い層と低い層の両方通行できるようになっています。高い方はけっこうな高さですが絶景です。歩道真横すれすれに通り抜けていくトラムと、強風に注意しましょう。低い方は車やバイクが通ります。この柵の上に高校生ぐらいの地元っ子が立っていました。彼の勇気いるショーのために、仲間が帽子を持ってチップを募ってきます。観光客はあげたりあげなかったり。しばらくして川にダイブすると、拍手が起こりました。

いくつもの教会と、信心深い人々

ポルト大聖堂の外観。サンベント駅から歩いて5分ほど ポルト大聖堂の外観。サンベント駅から歩いて5分ほど

ポルトの街の地図を見てまず気がついたのは、Igreja(教会)がずいぶんたくさんあちこちにあること。街歩きをしてみれば、大きい規模のものからこぢんまりとした目立たないものまで、その多さに気がつくことでしょう。ポルト大聖堂やサンフランシスコ教会、クレリゴス教会(1750年建造)などは観光客でいっぱいでしたが、他の教会は地元の人が静かにお祈りをしていたり、ミサの最中だったりと、ちょっと見学を遠慮したくなるような気持ちになるほど、人々の信心深さを感じました。

宿泊先のスタッフにこのこの印象を伝えてみると「そうですね、確かに信仰心は強いほうかもしれません。年齢が上の人は特にそうです。名前のルーツも宗教に由来していて、今日でも9割の男性はアントニオ、女性はマリアがつきます。マリアテレザ、とかね」とのこと。

クレリゴス教会の内部は、壁の色がやさしいピンク色で可愛らしく感じました。パイプオルガン奏者の演奏を真横から見れます。高い塔からは、街全体が見渡せます。塔入場までの待ち時間は、チケットを購入時に30分ぐらいと言われました。階段は狭く、1人通れる幅ですが、降りてくる人もいるので譲り合いながら通行します。

街中心部から7キロの距離にある大西洋のビーチ

波が打ち付ける岩場。遊泳可能なビーチは一定間隔ごとにある 波が打ち付ける岩場。遊泳可能なビーチは一定間隔ごとにある

ここまで来たのだからせっかくなのでビーチに行ってみることにしました。トラムに乗ろうとしたところ、20分ごとに走るためか、観光客で溢れ乗れず。すぐ横を走る500番の路線バスに乗りました。2階建てで清潔です。運転手さんから切符(2ユーロ)を買います。
20分ほど揺られてCastelo do Queijoで下車。そこは大西洋!ごくわずかな潮の香りがします。波がけっこう荒く、水は冷たく感じました。シャワー、トイレがあり、ライフセーバーがちゃんといます。
また、訪れた時間はもう閉まっていて中に入れませんでしたがケイジョ城という要塞(Forte de Sao Francisco Xavier)がすぐそばにあります。

ビーチから遊歩道が続いていたので、海沿いをてくてく歩いてホテルまで帰ることにしました。定期的にカフェやトイレがあるのも安心です。街に近づくと車道に併設された歩道に隙間があり、下の海が見える構造になっていて、ちょっとスリリングです。

この記事内では伝えきれないポルトの魅力。2017年のヨーロッパBest Destinationに選ばれています。ぜひ行って感じてみてください。次回の記事ではオススメホテルを紹介します。

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2019/09/08)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
 提供情報の真実性、合法性、安全性などについては、ご自身の責任において事前に確認して利用してください。
エイビーマガジンについて

 

キーワードで記事検索

検索