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ポルトガルで絵画のように美しいアズレージョを楽しもう(前編)


掲載日:2014/10/14 テーマ:歴史 行き先: ポルトガル / ポルト

タグ: 教会 美しい 歴史


アズレージョって何? その歴史を見てみよう

ポルトガルで絵画のように美しいアズレージョを楽しもう(前編) ポルトガルで絵画のように美しいアズレージョを楽しもう(前編)

ポルトガルといえばアズレージョというほど有名なのがこの装飾タイルです。ポルトガル語で「アズレージョ」とは、単なるタイルという意味だそうですが、青い絵や文様が描かれた装飾タイルもアズレージョと呼ばれています。まず、その成り立ちから見ていくことにしましょう。その起源はイスラムの中東・ペルシャの国々にあります。14世紀頃イスラム教徒が装飾タイルをスペインに持ち込みました。スペインでは「アレスホ」と呼ばれました。それが15〜16世紀頃のスペインで大量生産されるようになり、やがてポルトガルにもたらされました。これが「ヒスパノ・アラベ様式」という初期の表面に凹凸のあるアズレージョです。

アズレージョが外壁に張られるようになった理由は?

16世紀中頃になると、フランスから「イタリア・マヨリカ様式」のタイルが輸入されます。表面が滑らかで耐久性があり、装飾性にも優れていることから、ポルトガルでも大々的に生産されるようになりました。17世紀後半から18世紀初頭にかけて大量生産が始まり、アズレージョの黄金時代を迎えます。18世紀までは、アズレージョは内装にだけ使われましたが、植民地にアズレージョが持ち込まれると、ブラジルでは雨風から家を守るために外壁にも用いるようになりました。それがポルトガルに逆輸入されて、19世紀から本国でも外壁にアズレージョをはるようになったという歴史があります。

アズレージョを見るお勧めの場所

ポルトガルの街を歩けば、どこでもアズレージョを貼った建物を見ることができますが、有名なのはポルトでしょう。サン・ベント駅に掲げられた2万枚のアズレージョは、1930年、ジョルジュ・コラソが制作したもので、ジョアン1世のポルト入城やセウタ攻略などポルトガルの歴史が描かれています。ポルトの町にあるアルマス聖堂も見事です。外壁が全面アズレージョで覆われています。規模は大きくありませんが、アヴェイロ駅のアズレージョも有名です。もっとも初期のスペイン製の古いアズレージョを見たいなら、コインブラのコインブラ旧大聖堂でしょう。ここには15〜16世紀のセビーリャ製アラビア風アズレージョが張ってあります。

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2014/10/14)

※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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