オレンジ色の瓦屋根が連なるポルト旧市街

世界中を旅している旅人たちの間で、「ジブリ映画の舞台はここだ」とまことしやかに語られている場所があります。1989年に公開されたスタジオジブリのアニメは、ジブリがwebサイトで公式に発表しているスウェーデンのストックホルムとゴットランド島のヴィスビューの他にも、「ここも舞台か!?」と思われる都市がたくさん挙げられています。その中のひとつが、ポルトガル第2の都市ポルトの旧市街。ドウロ川沿いの丘の上に広がる古い街並みは、世界遺産にも登録されています。

クレリゴス教会の塔からの眺め。オレンジの瓦屋根がきれい!! クレリゴス教会の塔からの眺め。オレンジの瓦屋根がきれい!!

キキの視点その1:クレリゴス教会の塔

丘の斜面に築かれたポルトの旧市街は、石畳の道や、狭い路地に連なるオレンジ色の瓦屋根が映画の雰囲気を醸し出しています。キキがほうきに乗って空から町を見下ろしたように、わたしたちも、できるだけ高いところからポルトの風景を楽しんでみましょう。まずひとつ目のおすすめは、丘の上に立つクレリゴス教会の塔からの眺めです。76メートルの塔の上まで上ると、眼下には旧市街のオレンジ色の屋根が連なり、その先のドウロ川と対岸のヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア地区まで見渡せます。

キキの視点その2:ドン・ルイス1世橋

二つ目の絶景ポイントは、ポルトの旧市街とヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア地区を結ぶドン・ルイス1世橋です。パリのエッフェル塔の設計者エッフェルの弟子でベルギー人のセイリグによって設計され、1886年に開通した2階建ての橋は、1階は自動車、2階はメトロが走行し、歩行者はどちらも歩くことができます。おすすめはもちろん、45メートルの高さの2階からの眺めですが、手すりが低く、またメトロの線路の隙間から下の階がちらっと見えるので、高所恐怖症の人には厳しいかもしれません。

キキの視点その3:ロープウェイで空中散歩

三つ目のおすすめは、ドン・ルイス1世橋の2階のたもととヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア地区を結ぶロープウェイからの眺めです。2011年にオープンしたロープウェイは、上り、下りのどちらも利用できます。私はポルトワインのワイナリーを訪問した後に、上りを利用してみました。キャビンは大きなガラス張りで、ワイナリーの倉庫群のオレンジの屋根の上に出て、真下の倉庫群と、対岸の旧市街やドン・ルイス1世橋の展望が楽しめました。5分ほどの空中散歩ですが、まるでキキになったような気分が味わえますよ。