「ポルトガル」という国名の由来になった古都ポルト

ポルトガル第二の都市ポルト。ローマ時代の5世紀ごろにはすでに港町として栄えていたという長い歴史を持ち、当時呼ばれていたラテン語名「ポルトゥス・カレ(カレの港)」が、実は「ポルトガル」という国名の由来になったとされています。ドウロ川を中心に丘状に作られた風光明媚な町並みは「ポルト歴史地区、ドン・ルイス1世橋およびセラ・ド・ピラール修道院」として世界遺産に登録されており、観光地として大人気の都市でもあります。また、ポルトガル屈指の名酒「ポートワイン」が出荷される港町としても知られ、ワイナリーもいくつもあります。そんなポルトの中でも特に人気の観光スポットである「ドン・ルイス1世橋」について今回はご紹介します。

ドン・ルイス1世橋南側から眺めるポルトの夕焼け ドン・ルイス1世橋南側から眺めるポルトの夕焼け

歩行者のすぐ横を路面電車が走るドン・ルイス1世橋の上層

エッフェル塔の設計者ギュスターヴ・エッフェルの弟子の一人であったベルギー人のテオフィロ・セイリグによって設計され、1886年(及び1888年)に開通したのがドン・ルイス1世橋です。巨大な鉄橋は、自動車と歩行者が通る下層と、路面電車と歩行者が通る上層の二重構造になっており、間をアーチ型の橋が支えています。その重厚な外観を目の前にすると、とにかく圧倒されます。また、45mの高さを誇る上層からの眺めは素晴らしく、雄大なドウロ川も、歴史的な雰囲気を残すポルトの町並みも一望できます。橋の隙間から下が見え、横には路面電車が走り多少揺れるため、高所恐怖症の方には少しだけ勇気が必要かもしれませんが、十分に見る価値のある眺めなので、ぜひトライしてみてください!

橋の付近で見られる夕焼けがとくかく美しい!

ドン・ルイス1世橋からの眺めを楽しむなら、おすすめの時間帯は夕暮れどきです。橋はちょうど南北に架かっているため、ドウロ川の下流側、ポルト市街地の向こうに日が沈んでいくのがよく見えます。また、橋の南側、ロープウェイの発着地があるあたりの広場には、斜面になっている芝生があり、カップルを中心にたくさんの人々がそこに座って夕日の眺めを楽しんでいます。またその広場では、彼らに聞かせるかのようにストリートミュージシャンがムーディな音楽を奏でていたりして、より一層ロマンティックな雰囲気を醸し出してくれています。ポルトでの思い出作りに最適なスポットで、おすすめです!