リスボンから日帰りで行ける世界遺産都市シントラ

ポルトガルの首都リスボンから、電車で約1時間弱西へ向かったところにシントラという町があります。ここには7〜8世紀ごろに建てられたムーア人(北西アフリカのイスラム教徒)の城跡、14世紀に建てられた「シントラ宮殿」、19世紀に建てられた「ペーナ宮殿」、20世紀初頭に改修された「レガレイラ宮殿」と、各時代の城・宮殿が見事に揃っており、たくさんの観光客で賑わう世界遺産の宮殿都市となっています。できるだけ多くまわるのなら確実にまる1日は費やす必要がありますが、時間のない方は事前に下調べをし、ご自身の興味に合わせて観光されるといいでしょう。今回はその中で、ダンジョンのような面白い庭園を持つ観光スポット、レガレイラ宮殿をご紹介します。

レガレイラ宮殿一番の見どころは長い井戸 レガレイラ宮殿一番の見どころは長い井戸

レガレイラ宮殿でダンジョンを進む冒険者気分を味わおう

レガレイラ宮殿の歴史は古く、17世紀末時点にはすでに所有者がいた記録が残っているそうです。その後さまざまな人の手にわたっていくのですが、20世紀に入り、ブサコ宮殿(現在ポサーダで有名なポルトガル中部にある宮殿)の改修も手がけたイタリア人建築家ルイジ・マニーニに改修され、今日のような宮殿になります。ここの見学で何よりも面白いのは広い庭園です。斜面に造られている庭園内には、池に注ぐ小さな滝、滝の裏から入れる少し込み入った洞窟、洞窟の出入り口となっている長い井戸など、まるでRPGのダンジョンのような仕掛けが次から次へと待ち構えており、歩いているだけでわくわくします。元気なお子さんをお連れの方や、「冒険大好き!」な活発な方におすすめの面白いスポットなのです。最近では、携帯電話会社のCMで使用されたことでも話題になっています。

ダンジョン攻略の際は歩きやすい靴をお忘れなく!

レガレイラ宮殿からは、山の上に建つ荘厳な「ムーア人の城跡」がよく見えます。大人気RPGドラゴンクエスト6の最終ステージがまさに「ムーアの城」という名前ですが、そんな雰囲気にぴったり。併せて観光してみるのもいいかもしれませんね。そんな“ダンジョン感”満載のレガレイラ宮殿の庭園は、斜面に作られている上に細い階段や滑りやすい道もあるので、できるだけ歩きやすい靴で“攻略”するのが良いでしょう。入場料は8歳以下が無料、14歳以下が3ユーロ(≒360円)、学生と65歳以上の方が4ユーロ(480円)、一般が6ユーロ(≒720円)となっています。ぜひ世界遺産都市の贅沢なダンジョンを楽しんでみてください!