リスボンから行く近郊スポット

ポルトガルの首都リスボンに見所はありますが、小さな町なので1、2日で回れるという人もいます。ただ、その近郊には、市内から電車で日帰りできる観光スポットが数多くあるので、見逃さないで下さい。たとえば世界遺産のジェロニモス修道院がある「ベレン地区」、ユーラシア大陸最西端まで来た証明書を発行してくれる「ロカ岬」、南へ40kmほど行くと「青い海岸(コスタ・アズール)」と呼ばれる美しいビーチも持つ「セトゥーバル」などがあり、地元の観光客の人気を集めています。市内からのアクセスもよく、首都とは一味違う空気を吸いに、近郊へ出かけるのもお勧めです。

リスボンから電車で行く日帰りの旅シントラ さらにその奥へと進むと リスボンから電車で行く日帰りの旅シントラ さらにその奥へと進むと

電車に揺られシントラへ

早朝9時にホテルを出発し、世界遺産のシントラまで電車で行くことにしました。ロシオ駅前で簡単に朝食をすませ、電車に乗り所要時間40分でシントラ駅に到着。そこからバスに乗り換え、ムーアの城跡へ向かいます。ここはに7から8世紀にムーア人によって築かれたお城跡がわずかに残っており、高い位置まで登るとシントラの町や大西洋が見渡せました。私はこの辺りで疲れてはいましたが、坂道を登ってさらにペーナ宮殿へ。アラブ、ヨーロッパ様式が混ぜ合わさった19世紀に建てられた建物です。この周辺には、土産屋やレストラン、カフェテリアもあり、休憩に使えます。

日本庭園を持つピンクの宮殿

昼食後、王宮へ向かう道にあるバス停で路線バスに乗ったものの、乗客が他にいないので心配になり、運転手に行き先を確認。間違ってはいないようです。「誰も行かないのかな?」と不安な中でバスに揺られ、田舎道を30分ほど走りましたが、無事に目的地に到着しました。降りるのも私だけで不安でしたが、車が何十台も駐車しており、自家用車で来る人が多いのでしょう。自然公園の中の小山を潜り抜けると、ふっとひらけた一面に芝生が広がり、小高い丘にピンク色の宮殿が現れました!モンセラート宮殿です。写真で見たその外観に一目ぼれし、行くことを決めましたが、写真の通りにかわいい宮殿です。

イスラム建築がここにあり

しかしその感激を超えるものが、宮殿の内部に待っていました。2009年に改装され、元来の美しさが蘇った内部装飾は、さらに驚きの美しさです。イスラムの香りが漂う透かし彫りが欄干にあしらわれ、とても見事。室内にはその修復工事の様子が写真パネルで説明されています。残念なことに、内部は撮影禁止なので、これは来た者のみに与えられたご褒美のようでした。シントラまで来ても、モンセラート宮殿まで足を伸ばす方は少ないそうですが、一見の価値があると思います。