なぜ私に?というもやもや

「空港に着いたら、警官らしき人たちに質問された(前編)」からのつづきです。あれは本物の警官だったのでしょうか。何も盗られてはいないです。パスポートと搭乗券は提示しましたが、「財布を見せろ」などとは言われませんでした。本物だったような気がしました。でももし本物の警官だったとしたら、私のような者がなぜ質問を受けたのか、あやしく見えたのだろうかとそれも不思議でなりません。東京から来たばかりで服もまだこぎれいだし、荷物は普通のスーツケース。地味な風貌の女性だし、自分で言うのもなんですが害のない善良な(?)旅行者に見えると思ったのですが…。アジア人で女性一人というのが目立ったのでしょうか。

観光局にも訊いてみた

たびナレにこの記事を書くにあたり、本物か偽物か気になったので、ルーマニア政府観光局に訊いてみることにしました。状況を細かく説明したところ、親切に話を聞いてくださり、「断定はできないけれど、おそらくそれは本物の警官でしょう」とのことでした。偽警官はたいてい街なかのひと気の少ないところに現れ、私服であることが多いそう。しかもそれ自体10年、15年前に比べて、今はほとんどいなくなったそうです。私の場合は空港ですし、「たまたま警察が何か調査をしているところだったのかもしれませんね」とのことでした。偽警官を警戒することはとても大事ですが、本物の場合もあるわけで、その見極めは難しいですね。

心の準備をして、状況に応じて対応を

冒頭に書いたように、ルーマニアだけでなくヨーロッパのあらゆる国で偽警官のうわさはあるようです。それに対して、本物の警官が街なかで「パスポートを見せろ」ということはまずないという意見があったり、旅行者はパスポートを携行する義務がある国もありそれを警官がチェックするのだという意見があったり。明確な答えはなく、状況を見て判断するしかなさそうです。声をかけられた場所、相手の服装や人数、何を求められているか(「所持金を見せろ」というのは論外です)などを鑑みて、そのうえでの判断ですね。あやしいと思った場合の対処法は、無視して立ち去る、パスポートは「今、持っていない」と言う、「警察署や大使館でなら応じる」と言う、警察に通報する、状況によっては大声を出して助けを求めるなどが挙げられます。今回の私のようにふいをつかれると判断に困ってしまいますが、こういったことはいつも突然やってくるもの。そのときの対処法を心の片隅にしまっておきたいものです。

ブカレスト中心部。それ以降、警官に呼び止められることはありませんでした ブカレスト中心部。それ以降、警官に呼び止められることはありませんでした