物価が落ち着いたルーマニア

ルーマニアがEUに加盟したのは2007年。しばらくはやけに物価高でしたが、このところ落ち着きました。2リットル入りの水や、自販機のコーヒー、板チョコレートが30円弱、カフェでビールを飲んでも2〜300円、外食しても1000円弱で済みます。電車もバスもタクシーも安く、ホテルも、ブカレストでドミトリーなら1000円弱からありますし、ツインでも2500円程度からあります。最近は自炊設備の付いたアパートメントも予約できるようになりました。地方に行くと、ホテルはツインで2000円弱から。EU圏内でありながら、いまだ通貨はユーロではなく、ルーマニア・レイを使っています。おなじEU とはいっても、そこは東欧、ルーマニア。物価が安くなると同時に、地方に行けば、あれま…というような、田舎風の雰囲気を愉しめるのもこの国の魅力です。

ルーマニアの世界遺産、モルドヴァ地方の教会群はなんて素朴なのだろう! ルーマニアの世界遺産、モルドヴァ地方の教会群はなんて素朴なのだろう!

目指すは北部のスチャバです。

ルーマニアで、何といっても必見なのは、北部スチャバ近郊に点在する中世にできた教会群です。首都ブカレストからスチャバまで距離にして450キロ弱、飛行機なら1時間のフライトです。料金は14000円くらいから。スチャバの空港から市内までタクシー代が4000円近くもかかってしまうので、割高になります。列車ならブカレスト北駅から1日5便、7時間程度で結んでいます。料金は2000円弱。バスも同じくらいの時間で、1500円強です。風景がとてもいいので、列車かバスがおすすめです。北部のモルドヴァ地方に入ると平原に、夏ならば、トウモロコシ畑やひまわり畑が続きます。秋になれば、馬車に麦穂を山のように積み上げて家路につく農家の家族。子供が麦穂の山に乗っています。まるでミレーの絵画を彷彿とさせる風景が、このあたりにはいまだに残っているのです。*料金は2016年現在

世界遺産の教会群とは?

スチャバから約100キロ圏内に、スチャヴァ、ヴォロネツ、モルドヴィア、フモール、アルボレ、パトタウツィ、プロボタといった教会が点在し、世界遺産に登録されています。バスで周遊は無理ですので、タクシーあるいはツアーがいいでしょう。泊まった宿に頼めば、その宿のオーナーが、ツアーを引き受けてくれることもあります。現地のAxa Travelなら、日本から英語でコンタクトが取れます。1日ツアーで100ユーロ弱を見込んでおきましょう。東のシスティーナ礼拝堂と呼ばれるヴォロネツ修道院は、青色を使った壁画が美しく、最後の審判が描かれてします。モルドヴィッツァ修道院は、コンスタンチノープルの陥落。しかし626年にペルシャ人に包囲された町を守った時の壁画です。いずれも腹巻のように建物のまわりにぐるりと描かれています。これには誰もがビックリ! 世界でここだけの独特な教会群は、必見です!