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ルーマニアの至宝「五つの修道院」の壁画を味わう(その1)


掲載日:2014/08/31 テーマ:世界遺産 行き先: ルーマニア / ヴォロネツ

タグ: 教会 史跡 世界遺産


ルーマニア最大の見どころといえば……

ルーマニアの至宝「五つの修道院」の壁画を味わう(その1) ルーマニアの至宝「五つの修道院」の壁画を味わう(その1)

ルーマニアで最も有名な見どころといえば、北モルドヴァ地方にある「五つの修道院」でしょう。スチャバから約50km圏内に点在するこれら5つの修道院は、1993年に世界遺産に登録され、多くの観光客を集めています。この修道院が有名なのは、なんといってもその壁画の美しさです。内部に描かれることが多い壁画が、ここでは外壁に描かれており、長い年月風雨にさらされながら、その美しさが損なわれていない「奇跡の壁画」とも呼ばれています。これらの修道院の壁画のうち、今でも美しさを保っているものをご紹介しましょう。

「東のシスティーナ礼拝堂」と呼ばれるヴォロネツ修道院

北モルドヴァの修道院でもひときわ評価が高く、「東のシスティーナ礼拝堂」と呼ばれているのがヴォロネツ修道院です。壁画には青が多用されていますが、この青色が北モルドヴァならではの色で「ヴォロネツ・ブルー」と呼ばれ、現在でも再現が不可能だといわれています。壁画には「最後の審判」という大作が描かれています。このテーマはどこの修道院でも描かれていますが、ヴォロネツ修道院のものが特に高い評価を受けています。「最後の審判」とは、善人は天国に、悪人は地獄に行くというわかりやすい教えを絵にしたもので、イエスの足下から赤い炎の川が流れ、その中で多くの人が逃げ道を探してもがき苦しんでいます。

「コンスタンティノープルの包囲」で有名なモルドヴィツァ修道院

モルドヴィツァ修道院は、16世紀初めに建立された修道院です。壁には1537年に描かれた「コンスタンティノープルの包囲」が残り、今でも美しい保存状態です。コンスタンティノープルの陥落とは、1453年、オスマン帝国によって東ローマ帝国の首都コンスタンティノープルが陥落し、東ローマ帝国が滅亡した事件です。この事件から84年後に描かれたわけですが、この絵に描かれているのは、それよりずっと前の626年、コンスタンティノープルがペルシャ人によって包囲され、それを見事に守り抜いた場面だそうです。それなのに、ここに描かれているのはペルシャ人ではなくトルコ人。微妙な民族感情が反映されているようです。

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2014/08/31)

※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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