- 西川さや香
- ロシア・モスクワ在住ライター。ウエディング業界にて広報マーケティングを経て、モスクワへ。美味しいもの・かわいいもの・面白いものが好き。ハッピーなロシアを探しに、今日もカメラ片手に街中へ。日本から一番近いヨーロッパでありながら、不思議がいっぱいの国 ロシア。そんなこの国の魅力をお届けします。
出発エリアをに変更しました。
観光シーズンは遊覧船でいっぱい!ゆっくりと橋が吊られていきます
季節のいい時期にサンクトぺテルブルグを訪れるなら、ナイトクルージングは見逃せないアクティビティの一つ。ネヴァ川に沿うようにして形成されているこの街は、深夜になると物流の船が行き来できるようにと、いくつもの橋がはね上がります。ライトアップされたその橋たちの様子はスケール感漂い、とってもドラマティック。この街ならではの景観は、きっと世界屈指の大美術館・エルミタージュ美術館を訪れたときと同じような感動と満足感で心を満たしてくれるはず。それでは早速、夜のエクスカーションへと参りましょう
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華やかな印象のトロイツキー橋 街の景観もドラマティック!
ナイトクルージングのスタートは、ネヴァ川沿いの船乗り場から。出航が深夜1時半〜とあって、ライトアップされた街並みがとっても幻想的。クルージングの最初に迎えてくれるのが、Дворцовый мост-宮殿橋。街の主要エリアから、ヴァシリエフスキー島の岬・ストリェールカへと続くこの橋は、20世紀初頭に建築されたもの。市内にあるはね上がる橋の中で最も知られており、いわばこの街のシンボル的存在です。日没した中で煌々と存在感を発する様子は、翼を持っているようだとも言われています。
遠くに臨むのはペトロハブロフスク聖堂。神々しさを放って
続いて登場するのが、際立った長さを持つトロイツキー橋-Тройцкий мост。ピョートル大帝がペテルブルグに都を移して200年を迎えた年に、記念を祝して建設されたこの橋は、フランス人の職人たちが手がけたものなんですよ。透かし細工と電灯で彩られたその装いは、エレガントで優美な印象で華やかな香りが漂って。そして続くは、1879年に完成したリチェーヌイ橋-Литейный мост。こちらはかつてあったВоскресенский мостを転置したもので4年の歳月を経て作られました。
深夜になると橋がはね上がって ここならではの景観に歓声が
青と白のコントラストが美しいスモーリヌイ聖堂の先には、ボリシェ・オーフチンスキー橋-Больще охтинский мост。1917〜56年の間はМост инператора Петра Великого偉大なるピョートル皇帝橋という名で呼ばれて。格子が美しく、バスで橋を渡ってみるのもお勧め。最後に登場するのがアレクサンドル・ネフスキー橋-Мост Александра Невского。大修道院を臨むこの橋は、1965年竣工。船は起点からこの橋まではゆっくり、帰路は速いペースで進みます。
金色に輝くイサーク聖堂 白夜期には展望台まで深夜営業してくれる
北緯60度に位置する都市、サンクトペテルブルグ。毎年5月25日頃から7月17日頃までは、昼間が20時間近くになり、日が暮れてまもなく日が昇るという白夜現象が続きます。この時期を狙って訪れる観光客は多く、ホテルの争奪戦は早くから始まりますので要注意!早々に企画して、最高の旅行を叶えて。◆関連URL www.neva-shipping.ru◆TEL 8-812-327-14-15 ◆料金 大人600ルーブル/小学生以下 400ルーブル ※ネヴァ川沿いにはいくつも業者があるので好みをセレクトして
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2014/01/29)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
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