北極点到達への歴史

北極とそれをめぐるツアーの紹介もいよいよ大詰め。昔では信じられませんが、今では北極点に行く、というツアーがあるのです。19世紀より多くの探検家が北極点を目指してきましたが、初めてここに人が訪れたのは1926年にアメリカ人のバードが飛行機で旋回したのが最初。しかし徒歩での公式認定は1969年とそう昔ではありません。というのも、北極は陸地ではなく氷の上なので、歩いて行くのはかなり危険なことなのです。1978年には日本人冒険家の植村直己が犬ぞりで、1989年には女優の和泉雅子が到達したことがニュースになりました。それから時は流れ、観光船ツアーが始まったため、到達した人の数は現在1万人を超えました。

ツアーでも行ける北極 その4 いよいよ究極のツアーへ。北極点を目指そう ツアーでも行ける北極 その4 いよいよ究極のツアーへ。北極点を目指そう

原子力砕氷船で行く北極点

さて、北極点に向かうツアーとはどんなものでしょう。これはロシアの原子力砕氷船50イヤーズ・オブ・ヴィクトリー号で行くものです。つまり氷をバリバリと割って北極点まで進んでいくんです。豪快ですね。この船は全長159メートル、乗客定員128名、客室64室、乗組員数140名という探検船で、ヘリコプターが搭載されています。ツアーには、このヘリに乗っての遊覧飛行がたいてい含まれています。北極を進む船を上空から見られるなんて、すばらしいですね。

船内の様子と気になるツアー料金

船内にはメインダイニングのほかにバーやコーヒーショップ、くつろげるサロンやジム、サウナ、屋内プールがあります。食事や飲み物の代金は、ツアーに含まれています。ツアー期間は6〜7月の14〜15日間。乗船はロシアのムルマンスクで、日本からならここまではたいていフィンランドのヘルシンキ経由で空路向かいます。気になるツアー料金ですが、客室やツアーの種類にもよりますが390〜500万円ぐらい。これを高いととるか、夢が叶うなら安いととるかですね。

高くても大盛況のツアー。申し込むなら、いま?

日本からのツアーの場合は、乗船地点までの航空機代金や乗り継ぎ地での宿泊代、日本語通訳(船内では毎夜のように専門家による北極講座が行われます)、防寒着などのレンタル料も含まれています。高いですが、ここに行く事を考えれば、まあ妥当な金額なのかも知れません。そのため、このツアーはかなり人気なようで、日にちよってはもう2016年は満席。2017年の予約を今から受け付けているほどです。ツアー自体の難易度は高くはないので、年配の方も安心して参加できます。船内は快適な温度に保たれていますし、北極点の気温も夏の日中は零度前後と、たぶん想像されているよりも寒くはありません。あとは車ほどの値段のツアー料金をクリアすれば解決です。数年計画でもいいですから、北極点、旅の行き先リストに載せてみてはどうでしょう?