町の観光が一段落したら訪れたい穴場

スロバキアの首都ブラチスラバ。ドナウ川に面し、中世の歴史の舞台となった美しい街です。オーストリアの首都ウィーンとはわずか60kmの距離なので、ウィーンから日帰りで訪れる人も多いようですね。観光客にとってまず行きたいのは、見どころあふれる旧市街、そして丘の上にあるブラチスラバ城でしょうか。それらを見終わって、さて次はどこに行こうかな?と思ったとき、おすすめの場所があります。外観はもちろん、内部まで「青」で統一された教会があるのです。

青の教会は20世紀初頭に建立

別名「青の教会(ブルー・チャーチ)」とも言われる、この建物の正式名称は聖アルジュベタ(エリザベス)教会。カトリックの教会です。レヒネル・エデンというハンガリー人の建築家によって建てられました。19世紀末から20世紀にかけて、さまざまな作品を残した著名な建築家です。聖アルジュベタ教会はハンガリアン・アールヌーボー様式で建てられ、建設された当初は近隣の高校の礼拝堂として使われていたそうですよ。

住宅街で目をひくメルヘンな外観

教会は旧市街から東に徒歩10分ぐらいのところにあるので、とても行きやすいです。ただあたりは静かな住宅街なので、私は少し迷いました。でも歩いていてメルヘンなブルーの教会が現れると、とても感動しました。その色は青というか、水色。砂糖菓子のようなパステルブルーでとてもかわいいです。それほど大きな建物ではありませんが、色の美しさが存在感を感じさせます。まるで絵本の世界に出てくるようなラブリーな外観、こんな教会はなかなか珍しいですよね。

ドラジェを思い起こすようなスイートな水色! ドラジェを思い起こすようなスイートな水色!

内部を見られるのは朝夕に限られる

外観を見るだけならいつ訪れてもいいのですが、せっかくならブルーの内装も見てみたいもの。その場合は時間が限られているので、注意が必要です。教会の内部は、信者の礼拝の時間に合わせて開放されているのです。平日と土曜は、7時〜7時半と17時半〜19時。日曜は、7時半〜12時と17時半〜19時です。朝か夕方かというチョイスなので、どちらかを選びましょう。日曜の午前中だと、開放している時間が長いのでねらい目ですね。ただあとで聞いたところによると、礼拝の最中には観光客は中に入れず、入れるのは始まりと終わりのわずかな時間に限られるとか。私はそれを知らなかったのですが、たまたまそんな隙間の時間に入っていたのかもしれません。様子を見ながら中に進みましょう。

礼拝の時間になると信者の方々が席に着きます 礼拝の時間になると信者の方々が席に着きます

ブルーを基調にした細やかな内装

教会の内部に足を踏み入れると、外観と同じかわいらしいパステルブルーの色が目に飛びこんできます。椅子の鮮やかなペイントのほか、壁や窓の装飾にもブルーが使われ、白とゴールドとの組み合わせが本当にきれいです。教会でよく見る荘厳な内装とはひと味ちがった、やさしい雰囲気が印象的でした。見学はできますが観光客向けに開放しているわけではないので、信者の邪魔にならないような振る舞いが求められます。開門時間など最新の情報はホームページで確認できますので、事前にチェックしてみてくださいね。
https://modrykostol.fara.sk/info/

かわいい教会の内部。礼拝はおごそかに行われます かわいい教会の内部。礼拝はおごそかに行われます