旅は食にあり

「旅は食にあり」最近の私の持論であります。何か心が震えるような美味しいものが食べられたら、どんなにつまらない場所であっても、そこはいい思い出が記憶に残ると思うんです。逆に素晴らしいものを見ても、食事がずっとお粗末だったら気力が萎えてくるし、楽しさも半減します。昔、中央アジアを旅したとき、素晴らしい建築物や風景を目の前に始めは感動しましたが、ひたすらずーっと羊のケバブと硬いナンを食べる日が続き、最後はケバブを焼く匂いすら辛くなり、一緒にいた旅仲間がみんな痩せてしまったことがありました。その後イランに入ってテヘランではみんなで食に走ったものです。

最近、どこに行ってもご飯(お米)が恋しくて・・・ご飯は日本人の魂です 最近、どこに行ってもご飯(お米)が恋しくて・・・ご飯は日本人の魂です

和食最高!なければ中華が助けてくれる

もっと若い頃は、長期の旅の間も現地食を楽しみ、和食やお米に対する執着はあまりありませんでした。しかし寄る年波、最近は旅で2週間ほどパン食が続くと、かなり辛く感じます。でも白いご飯を主食に食べる国なら問題なし! 先日、スロバキアを旅行中、コシツェにちょっと立ち寄ったときに中華料理屋を見つけ、その後ずーっと、「最後にコシツェに戻ったら中華だ!」と思い続けていたんです。そして最終日、コシツェの中華料理屋に勇んで出かけたら・・・潰れていました。考えてみれば、その翌日にはうちに帰ってご飯を食べられたんですけどね、あの時は愕然としました。白いご飯は日本人の魂です。

米どころスペインでは白米は食べない?

バレンシア地方を旅すると、あたり一面に水田が広がります。水田の緑の瑞々しさは日本人の心に染み入る風景です。スペイン料理を代表する人気の米料理「パエジャ」の発祥はこのバレンシア地方で、バルセロナを中心とするカタルーニャ地方では木曜日が「パエジャの日」とされ、ランチメニューに出されることが多いです。家庭ごとにそれぞれのパエジャのレシピがあり、スーパーには何種類ものお米が売られています。でもスペインでは主食はあくまでパンなので、白いご飯は食べません。また、お米をミルクと砂糖で炊いたデザート、アロス・コン・レチェは、日本人としてはなかなか受け入れ難い味ですね。我が家は今夜もバレンシア米を炊飯器で炊いて、お味噌汁と一緒にいただきます。