地味だけどおすすめの中欧の国スロバキア

スロバキアは、周囲をポーランド、チェコ、オーストリア、ハンガリーに囲まれた
中央ヨーロッパの小国です。他の国々がそれぞれ観光の目玉となる見どころを有し、カフェや雑貨で人気を集めている中で、スロバキアはいまひとつ地味なのが残念。実は見どころが多く、タトラ山地は山岳リゾートとしてヨーロッパでは有名なのです。まだまだ観光客が少ないこともあって、人々は観光地ずれしておらず、みんなぶっきらぼうに見えて、実は親切な人が多いです。物価は他の中欧の国々に比べて安く、流通通貨がユーロなので旅しやすいし、もっと多くの人に訪れてほしいなあと思います。

廃墟好きのあなたにおすすめ その1・スロバキアの城塞「スピシュ城」 廃墟好きのあなたにおすすめ その1・スロバキアの城塞「スピシュ城」

天空の城「スピシュ城」

そんなスロバキア最大の見どころといえるのが、東スロバキアの雄大な田園地帯のなかの小高い丘の上に聳える「スピシュ城」です。スピシュ城は中央ヨーロッパ最大規模の廃墟の城塞で、スロバキア第二の都市コシツェからのバスの車窓に突然現れるその威容には、感動すら覚えます。映画「天空の城ラピュタ」のモデルと噂される城のひとつであり、また旅行口コミサイトの「世界の名城25選」にも、ドイツのノイシュバンシュタイン城や日本の姫路城とともに選ばれています。

麓の町に一泊しよう

スピシュ城は、12世紀に東からモンゴル軍が攻めてきたときに、防御の拠点として築かれました。1209年に完成し、二度の火災で消失してからは廃墟のまま放置されてきましたが、近年では修復が進められています。拠点となるのはスピシュスケー・ポトフラディエという麓の町で、コシツェからはバスで1時間半のところに位置します。半日ほど滞在してスピシュ城を見てから次の町に移動する人が多いと思いますが、是非この小さな町に1泊して、夕景、夜のライトアップ、そしてご来光と、時間によって変化していくスピシュ城の様々な表情を堪能してほしいと思います。

麓から城を見ても、城から麓を見ても絶景

スピシュスケー・ポトフラディエからスピシュ城までは、草原の中の道を歩いて登っていくことになります。春には城へと続く道の両側に花が咲き、草原の新緑と相まってとてもきれいです。城からの眺めも素晴らしく、麓の町、遠くに点在する町やどこまでも続く田園風景はいつまで見ていても見飽きることがありません。城を出たら町から来たときとは反対側に降りて、180度ぐるりと回りこんで町に戻ると、城の裏側も見ることができます。城は360度どこから眺めても美しく、田園風景の中の雄大な城の風景というのは、他ではあまり見られないものではないでしようか。廃墟好きな人にも城好きな人にも、スピシュ城は一押しのおすすめです。