答えは「sLOVEnia」

そう、スロベニアなんです。2004年、旧ユーゴスラビアの中で最も早くEUに加盟したスロベニアは、面積は四国ほどの小さな国ですが、インフラや経済は安定していて、文化や自然の多様性に溢れています。世界で唯一国名にLOVE(愛)が入っていることを国民も誇りに思っていて、スロベニアの政府観光局のキャッチコピーもずばり“I FEEL sLOVEnia”。小国ながら海、山、湖、鍾乳洞などの豊かな大自然と、古くからの歴史を今に伝える美しい街並みや古城…。観光の見どころが散りばめられたスロベニアは、治安もよく旅しやすい国です。お隣のクロアチアと合わせて旅のルートを組んでみるといいですね。

世界でただひとつ、国名のなかに“LOVE”のある国はどこでしょう 世界でただひとつ、国名のなかに“LOVE”のある国はどこでしょう

秋におすすめ、「アルプスの瞳」ブレッド湖

ユリアンアルプスにある深いエメラルドグリーン色の氷河湖ブレッド湖は、その美しさから「アルプスの瞳」と呼ばれています。湖に浮かぶ小島には白亜の教会が建ち、まさに一幅の絵画を見ているような風景です。島に渡るには手漕ぎの小舟しかありません。モーターボートなどは環境に配慮して使用されていないのです。小舟を降りて99段の階段を登ると、希望の鐘で知られる聖マリア教会が建ち、その鐘を7回鳴らすと幸運が訪れるといわれています。この教会で結婚式が挙げられるときは、新郎が新婦を抱きかかえて99段の階段を上る慣習があるんです。みなさん、ちゃんと教会まで上れるのでしょうか。どの季節に訪れても美しいブレッド湖ですが、周囲の森も島も紅葉で色づく秋が特におすすめです。

冬におすすめ、スロベニア最古の町のカーニバル

ハンガリーとの国境近くに位置するプトゥイはスロベニア最古の町で、ローマ時代にまで遡る長い歴史を持ちます。中世の面影を残す旧市街と丘の上に建つプトゥイ城が見どころですが、なんといってもこの町の最大の魅力は、毎年2月に行われるカーニバル「クレントバニエ」でしょう。この祭りの最大の特徴は、日本のなまはげのような装束を身につけた「クレント」達。羊の毛皮をまとい、魔力を持つと信じられる伝統的な仮面をかぶったクレント達が、腰につけた大きなカウベルを鳴らしながら町中を練り歩き、悪霊と冬を追い払って来たるべき春を祝います。華やかなベネチアのカーニバルなどとは異なった、土地に根ざしたプリミティブなお祭りは、熱気と迫力に満ちています。

夏におすすめ、世界有数の規模を誇る鍾乳洞探検

スロベニアのカルスト地方の地下は穴だらけになっているようで、石灰岩が浸食されてできた6000もの洞窟や鍾乳洞が存在しています。世界第3位の規模を誇るポトイナ鍾乳洞は、トロッコと徒歩で内部を見学でき、アトラクション度の高い鍾乳洞です。スロベニアで最初に世界遺産に登録されたシュコツィアン鍾乳洞は、後半部分に現れる“地底の大渓谷”がものすごい迫力!!渓谷を見下ろしながら、巨大な岩壁の中腹に刻まれた道を進みます。ポストイナ鍾乳洞の近くにある「洞窟城」も夏季限定で背後の鍾乳洞に入れます。美しい自然と独特の文化を見せてくれる愛すべき小国スロベニアを訪れたら、きっとあなたも「I FEEL sLOVEnia!!」です!