“アルプスの瞳”ブレッド湖

イタリア、オーストリア、ハンガリー、そしてクロアチアといった観光大国に囲まれたスロベニアですが、まだまだ知名度は今ひとつ。しかしアドリア海のリゾートやユリアンアルプスの山岳リゾート、そして古い歴史を持つ美しい町も点在しているなど、なかなか見どころの多い国なのです。なかでも、ユリアンアルプスを背にした美しい湖、ブレッド湖は、“アルプスの瞳”と謳われ、古くからヨーロッパ中の貴族たちが訪れるリゾート地として知られた人気の観光スポットです。

これがOjstrica展望台からの絶景です!! これがOjstrica展望台からの絶景です!!

晴れた日に湖を一周してみよう

ブレッド湖までは、首都リュブリャナからバスでわずか1時間半で行くことができるので、日帰りも十分可能です。ブレッド湖は緑濃い山々に囲まれたエメラルドグリーンの湖ですが、湖に浮かぶ小島とそこに建つ教会がシンボルとなって、その風景はことさらに愛されてきました。周囲約6kmの湖は、湖沿いに作られた遊歩道を一周することができます。私は、湖の北東、ブレッド城の麓にあるブレッドの町に泊まり、そこから湖を一周すべく散策に出かけました。お天気は快晴で、遊歩道沿いのベンチや芝生ではツーリストたちが気持ちよさそうに寛いでいます。

あの風景をこの目で見たい

東西に長いブレッド湖は、湖の東側を歩いている間はブレッド城の眺めが素晴らしく、西に向かうにつれて小島に浮かぶ教会が近づいてきます。ブレッド湖の風景といえば、手前に教会、左奥にブレッド城、そしてバックにユリアンアルプスが聳えているアングルが有名ですが、その風景を自分の目で見るのがこの旅のお目当てのひとつでした。宿でビューポイントについて尋ねると、湖の西にキャンプサイトがあり、その近くに展望台があるとのこと。キャンプサイトには特に表示がなかったので、売店の人にまた尋ねて、その人が指さす方に向かいました。

絶対に見てほしい、Ojstrica展望台からの絶景

私はてっきり車でも上れるような大きな道が展望台まで続いているのだろうと思っていましたが、いきなり山の中に入り『この道でいいんだろうか』と不安になるような山道を登ることになりました。他に誰もおらずかなり心細かったのですが、やがて分岐に“Ojstrica”と“Osojnica”と書かれた看板を見つけ、それ以上奥には行きたくなかったので手前のOjstricaの方に登ってみました。すると、視界が開けて岩場に出たのです。そして目の前に、とてつもない絶景が広がっていました。これは絶対に行く価値のあるビューポイントです。女性一人だとちょっと心細いので、是非複数で行ってみてください。目印は“Ojstrica”の看板です。