地下に広がる峡谷に圧倒される

シュコツィヤン鍾乳洞の観光、その2からの続きです。30分ほど鍾乳洞を下っていくと、突然広い空間に出ました。今まであちこちの鍾乳洞に行った事がありますが、これほど大きなものは初めてでした。下のほうには、川が流れています。目を凝らすと、地下の峡谷の対岸に、古い道が見えます。現在の整備された遊歩道ができる前は、あちらの道を使っていたのでしょう。しかしそれにしてもその道は、とても貧弱に見えます。振り返ると、今歩いてきた階段が、遠くのほうまで見えました。そして眼下に峡谷を渡る一本の橋が見えてきました。

最後はケーブルカーで地表に戻る 最後はケーブルカーで地表に戻る

映画のような世界

この地下の峡谷にかかる橋は、「ツェルケヴェニコヴィム橋」と呼ばれている、幅2メートルほどの橋。こんな風景を前に何かで見たことを思い出しました。そう、某有名ファンタージ映画の1作目、フロドたちが地下の世界で魔神バルログに追われるシーンです(見たことがない方、ゴメンなさい)。まさしく、あの風景。そう思うと、地下道内の奥に何かうごめくものがいないかなどと想像をふくらませてしまいます。

地上が見えてきてほっとする

橋の上に立ちました。この橋は47メートルの高さにあるのだそうですが、下が暗くなっているせいか、もっと深く見えます。ここを過ぎると、広い空間は終わり、天井の低い鍾乳洞が続きます。今では想像つきませんが、この洞窟内の多くの部分は、1965年までは川の水に浸かっていたそうです。つまり今は、川の水位がかなり下がっている状態だとか。まるで小さなパムッカレのような石灰棚もありました。外が明るくなってきました。出口です。ただし出口といっても、そこは大きな峡谷の底。地上に戻るには、そこからケーブルカーで100メートル以上登らなくてはなりません。

絶対におススメ。あなたを失望させません

ケーブルカー(チケット代に含まれる)で地上に出たあとは、標識に従って10分ほど歩けば、またビジターセンターの前に戻れます。このシュコツィヤン鍾乳洞、そのスケールもたたずまいもすばらしく、絶対におススメです! ブレッド湖だけがスロベニアではありません。首都リュブリャナから日帰りできるので、ぜひ行ってください!